真冬の情熱2011/01/15

 今朝9時半前、ドバトの交尾を見ました。寒風にさらされながら、お熱い2羽をとくと拝見させてもらいました。
 土手の石垣で数羽のハトたちが日向ぼっこしていました。橋の上から数枚、写真を撮りました。そのうちの2羽が飛び立って、対岸のコンクリートの上に舞い降りました。ここまでは、ごく普通のうごきです。私の感心は、ヒドリガモにあったので、そちらの動きをファインダーで追うことにしました。カモさんもいい動きをしてくれないので、ファインダーから目を離し、何気なくハトを見ると、あららっ、おかしな動きをしているではありませんか。身を乗り出してレンズを向けました。
 色の黒いハトが自分の嘴を白いハトの嘴に突っ込んでいます。目を細めちゃったりして、ただごとではありません。こんなことを10~150秒ほど続け、2羽は離れました。黒いハトが姿勢を低くしました。ああ、そういうわけなのね。上に乗ってほしいんだ。案の定、白いハトが乗りました。5秒ほど乗ったまま体勢を整えて、白いハトが羽ばたきました。バランスをとっているのか、交尾そのものなのか、よくわかりませんでしたが、白いハトは何回か羽ばたいて、下におりました。2羽のハトは目と目を合わせたりしていましたが、すぐに飛び去りました。
 ネットで調べてみると、交尾にまちがいなさそうです。時間は、せいぜい20~30秒くらいでしょう。下になった黒いハトがメスで、白いハトがオス。メスが自分の嘴をオスの嘴に入れる、という説明もあったので、私が見たことと一致しています。
 実は、1月4日にドバトがキスしている写真を紹介しています。このときは、交尾がおこなわれなかったので、「きっと愛情表現に違いない」と推測しました。この真冬に、あちこちで交尾しているんでしょうか。春先からならわかりますけど…。

ドバトの交尾

ドバトの交尾

ドバトの交尾

ドバトの交尾

ドバトの交尾

コメント

_ ジンママ ― 2011/01/15 23:33

えっ・・・あれはただの愛情表現ではなく
そうゆう意味の愛情表現だったのですね。
なんだか納得しましたけれど寂しい様な。
いやいや普通の事ですよね。
ハトはオスの方が白っぽいからかもしれませんが
大きく見えます。
それにしても、熱いですね!

_ ジンママ様 ― 2011/01/15 23:52

交尾はしても、卵は産まないのではないかと思います。
寒すぎて、卵が孵らないのでは?
子育ては春以降でないと、餌が豊富にありませんものねえ。
ドバトは人間によって品種改良された鳥なので、
他の野鳥とは違っているのかもしれませんが。
白っぽいのがオスとは限らないようです。
ネットだけの知識ですが、
黒っぽいハトが白っぽいハトの上にいる写真もありました。

_ ジンママ ― 2011/01/16 00:18

なるほど・・・
餌の関係もあるから卵を産まないとか孵化しないとか
考えもつきませんでした。
だから、春先からなら分かるって書かれていたのですね。
ドバトが品種改良されたハトだったなんて、びっくりです。
何と書いたら良いのかわかりませんが
昔からいるハトだとおもっていたのです。

_ ジンママ様 ― 2011/01/16 01:10

ドバトというのは、たぶん通称だと思います。
鳥の種類としてはカワラバトといいます。
西洋で伝書鳩などに家畜化され、日本に持ち込まれたようです。
江戸時代より前の話です。
日本で野生化したものをドバトといいます。
寺のお堂にいるので堂鳩→ドバトになった、
土鳩→ドバトになった、などの説があります。
ドバトは野鳥とはいわないようです。
ペットの籠抜けは野鳥の分類に入れないので、
ドバトも籠抜け鳥と考えれば、理解できないわけではありません。
カワラバトは自力で日本にやってきたわけではない。
人に連れてこられて、日本で野生化してもただの籠抜けだという考えです。
野鳥というのは、自分で飛んできてくれないとだめなんですね。
しかし野生化して久しいので、野鳥だという人もたくさんいます。
コジュケイという鳥も中国から人間が日本にもってきた鳥です。
狩猟用として国内に放しました。
これも野鳥ではない、ということになりますよねえ。
でも、ドバトもコジュケイも野鳥でいいのではないかと思いますけど。

_ ジンママ ― 2011/01/16 07:38

ありがとうございます。
ドバトが通称なのにも驚きましたが、
カワラバトという名前があったのですね。
お寺のお堂に居るから、堂鳩。土鳩。・・・なるほどですね。
野鳥の分類も知りませんでした。
人が飼っていなかったら全て野鳥と思っていた
ので、ちょっと恥ずかしかったです。
そうするとテーテーポポー(上手く表現できないです)と鳴く山鳩
ってあれも野鳥ではないのかなと思ってしまいます。
海辺に引っ越してからは聞かなくなりましたが、
以前住んでいたところでは庭先に良く来ていました。

_ ジンママ様 ― 2011/01/16 18:24

「テーテーポポー」と鳴くのはキジバトですね。
昔は山にしかいなかったので「山鳩」と呼ばれています。
1960年代ごろから人里におりてきて、
いまでは都市部でも見ることができます。
キジバトは在来の野鳥なのではないかと思います。

_ ジンママ ― 2011/01/16 22:32

山にいた山鳩は本当はキジバトというのですね。
在来の野鳥なのではとのこと・・・。
教えていただいて、ありがとうございます。

_ ジンママ様 ― 2011/01/17 23:22

機会があったら、キジバトの写真を撮ってみます。

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kurome.asablo.jp/blog/2011/01/15/5638115/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。