ハクセキレイも飛んだ2011/01/29

 セグロセキレイが飛んだら、ハクセキレイにも飛んでもらわければいけません。もっとも、こちらが黙っていても飛んでくれるのですが…。
 日向と日影の境目にいたので、撮りにくいのなんの。日向から日影に飛んでいったり、その逆だったり。日向だけで撮ると心に決めて、写真を撮りました。
 セグロセキレイが日本固有種なら、ハクセキレイはユーラシア大陸に分布します。日本では北海道に生息していましたが、分布を南に下げ、九州以北で繁殖しているようです。黒目川にいる3種類のセキレイのうち、ハクセキレイの数がもっとも多い。この時期、遊歩道を10分も歩けば必ず見られます。
 ハクセキレイもキセキレイも1羽でいることが多いのですが、セグロセキレイはどういうわけか2羽でいます。1羽が飛べば、もう1羽がついていく感じで、番のようにみえます。ハクセキレイも2羽が近くにいるときもありますが、あまり仲がよさそうではありません。ばらばらに動いている感じです。秋口の夕方、東久留米駅前の木に群れるのはハクセキレイです。

ハクセキレイ

ハクセキレイ

キセキレイだって飛ぶさ2011/01/29

 セグロセキレイ、ハクセキレイときたら、キセキレイを載せないわけにはいきません。しかし、困りました。飛んでいる写真がほとんどありません。キセキレイがいちばん撮りにくい。なぜだかわかりませんが、成功したためしがありません。とほほ…です。飛んでいる写真は2009年8月に撮ったものです。とまっている写真は最近撮りました。
 室町時代は「イシタタキ」という名前で呼ばれていたそうです。尾を振って、とまっている石をたたくようにするからでしょう。「セキレイ」と呼ばれるようになったのは江戸時代のようです。
 キセキレイはかなり気が強い鳥です。ムクドリを追いかけていくのを見たことがあります。無謀にもカラスにも向かっていきます。

キセキレイ

キセキレイ

水を飲むキジバト2011/01/29

 黒目川の上流には親水公園があります。柵もなく、たくさんのカルガモやムクドリ、ヒヨドリ、ハクセキレイなどが遊んでいます。土手の上に座り込んで休んでいたら、目の前にキジバトが舞い降りて、水を飲み始めました。キジバトは、嘴を水に入れたままゴクゴクと水を飲みます。水をしゃくって上を向かないと水を飲めない鳥も多いと思いますが、ハトの仲間はゴクゴクができるようです。
 キジバトはヤマバトとよばれ、山地の林や平地にいました。市街地に本格的に進出したのは戦後といわれています。東久留米でも一年中見られる鳥です。木の枝で「ででっぽっぽー」と鳴いていると、妙に心が安まります。ところが飛ぶスピードと方向転換のうまさはたいしたもので、ツミ(いちばん小さなタカの仲間)に追われたキジバトが見事に攻撃をかわしたところを目撃したことがあります。

水を飲むキジバト

キジバト

キジバト