昆虫レストラン(5)2011/08/15

 樹液に集まる虫たち。ルリタテハも食事をしに来ました。このとき、2頭いましたが、離ればなれだったので、1頭しか写真にできませんでした。
 7月21日にも樹液を吸うルリタテハを紹介しました。そのときは、「昆虫レストラン」のシリーズを思いついていませんでした。場所も違います。
 このルリタテハは、光の当たり方によっては、みごとに輝きます。英名は「Blue Admiral」(青い提督)というのだそうです。写真を撮りながら、下向きにとまる習性があるように思いました。上向きにとまっても、すぐに下を向いてしまいます。はねを閉じると木肌模様になってしまうので、よく見なければ存在に気づきません。
 
ルリタテハ

ルリタテハ

ルリタテハ

セミ2題2011/08/15

 セミが今を盛りと鳴いています。例年より出が遅かったように思いますが、出遅れを吹き飛ばすような勢いです。朝夕はヒグラシ、昼間はミンミンゼミとアブラゼミ。ミンミンゼミの数が少なめかもしれません。西日本から東日本に分布を広げているクマゼミの鳴き声も1回だけ聞きました。
 ヒグラシは、なかなか発見できないので、ミンミンゼミとアブラゼミを。ミンミンゼミは神経過敏で、近寄ると鳴くのをやめてしまいます。発見したとたんに逃げられることもしばしば。お腹をゆすって鳴いているので、声が通るのでしょうか。
 アブラゼミは、のんびりしています。手でつかまえられる個体もたくさんいます。
 セミは木にへばりついているので、立体的な写真になりにくいですね。低いところにいてくれれば、横から接近して撮るのですが、それができるのはアブラゼミくらいかもしれません。
 
ミンミンゼミ

アブラゼミ

ハグロトンボ2011/08/15

 埼玉県所沢市で撮ったハグロトンボです。東久留米市の自宅から自転車で30~40分程度の距離にある「滝の城址公園」では、毎夏、ハグロトンボを見ることができます。ことしも、舞っていました。
 ハグロトンボは、オスの尻尾がきれいです。紹介した4枚の写真のうち、3枚がオスです。いちばん下の地味な個体がメスです。
 オスの尻尾は、グリーンに輝いたり、ブルーに輝いたりします。光の当たり方で違って見えるのか、個体によって違っているのか、まだよくわかりません。撮った写真で見る限り、個体によって違うように見えます。
 上から順に違いを見てみます。
 「いちばん上」のトンボは、尻尾がグリーン系です。はねの付け根にあたる胴体はグリーン系に見えます。はねは茶色く透き通っています。
 「上から2枚目」のトンボは、尻尾がブルー系です。胴体はグリーン系。ストロボを当てて撮ってみたら、はねは黒光りしました。はねの色が光の角度によって変わるのも、このトンボの特徴です。
 「上から3枚目」のトンボは、尻尾がグリーン系です。胴体は赤っぽいですね。はねは黒く写っていますが、筋が白っぽく見えます。
 「いちばん下」のトンボはメスです。尻尾も胴体も地味です。メスのはねは、茶系の筋がよく見える写真が撮れます。
 ハグロトンボは、ひらひら舞うように飛びます。オス同士の縄張り争いでは、激しい動きを見せてくれますが、普段はゆっくり飛んでいます。逃げても数メートル先に移動する程度ですから、静かに撮っていればいなくなることはありません。しかし、とまるところが地面だったり、水草だったりで、いい角度で撮るのがたいへんです。撮る角度によっていろんな色を見せてくれるので、無理な体勢で撮ることになります。汗だくになります。
 東久留米市でもハグロトンボを見ました。落合川です。しかし、例年より数が少ない感じです。黒目川にもいるのですが、今夏はまだ見ていません。落合川のハグロトンボを近日中にアップする予定です。
 
ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ