夜中の来訪者2011/08/18

 8月18日午前0時すぎ、ガラス戸をたたく音がします。夜更けにいったい誰が来たのか? ドンとぶつかってジーと鳴く。これを何回か繰り返しました。アブラゼミに違いありません。明かりを頼りに飛んできたのでしょう。カブトムシなら歓迎するのになあ。
 窓を開けると、ベランダにひっくり返っていました。近づくと、逃げようとします。しかし、仰向けのままなので、羽を動かすたびに体がぐるぐる回ってしまいます。万事休す。もう逃げられません。
 さてどうするか。玄関を出て、外の木にくっつけてきました。
 3分後、またまたガラス戸をたたく音がします。またアブラゼミです。さては、先ほどの? 大きさといい、色といい、同じセミです。窓を開けたとたんに、部屋に飛び込んできました。蛍光灯の紐にとりついて、ロッククライミングのような格好をしています。これも何かの縁かもしれません。写真を撮ることにしました。セミが動くたびに紐が揺れるので、ピントが合いません。
 アブラゼミはいま、天井に張り付いています。
 
夜中の来訪者

夜中の来訪者

早朝のカルガモ(1)静と動2011/08/18

 なんだか虫ブログのようになってしまいました。鳥の種類も数も少ないので、ついつい虫に関心が向いてしまいます。鳥を復活しなければいけません。
 写真を撮るなら朝か夕方がいいですね。真夏の真昼間はほとんど真上に太陽があるので、写真に陰影が出ません。朝か夕方は斜めから差し込む光がさまざまな場面を演出してくれます。
 鳥は、朝の方が動きが活発なので、元気なときは早朝からカメラを持って歩きます。
 「写真上」は、川面を静かに移動しているところです。周辺の緑が反射しています。
 「写真中」は、速い流れに逆らって上流に移動しているところです。
 「写真下」は、太陽をもろに受けてたたずむカルガモです。
 3つ並べたのは、川面の変化を見ていただきたかったからです。
 
早朝のカルガモ

早朝のカルガモ

早朝のカルガモ

早朝のカルガモ(2)黄金色の川面2011/08/18

 午前6時半前後、川面に反射した朝日が黄金色に輝いていました。よく見ると、カルガモが1羽、光の中にいます。移動しようと動き始めています。ちょっとばかり慌ててシャッターを切りました。川面もカルガモも同系色です。川面に露出をとられたらカルガモが沈んでしまうので、露出には神経を使いました。
 こういう色は、夕日では出ないと思います。昇ってくる光の強さがあるようです。
 
早朝のカルガモ

早朝のカルガモ

昆虫レストラン(7)2011/08/18

 樹液に集まる虫たち。今回は、東久留米市ではありません。東京の西端、奥多摩町で撮ったオオムラサキです。たぶんメスだと思います。
 展望のきく駐車場で休んでいました。眼下に奥多摩湖が見えます。日差しを避けようと木の近くにいったところ、チョウが樹液に集まっていました。これは撮らねば。車からカメラを出して、いざ撮ろうとすると、右側でパタパタと羽音がします。見ると、大きなチョウが樹液にとまろうとしています。はばたきも力強い。
 こんなチョウを見るのは初めてでした。はねを見ながら、巨大化したゴマダラチョウではないか、と思いました。帰宅して図鑑を開きました。オオムラサキのメスのようです。オスは紫に輝くのですが、メスは黒褐色で地味です。そのかわり、体がオスよりも大きい。
 実は、はねをたたんでいたところを指でつかまえてみました。体の振動が伝わってきて、力があることがわかりました。指をはなすと、一目散に雑木林の中に消えました。
 オオムラサキは6~7月に発生するようですが、メスは8月まで見られると図鑑に書いてありました。この次は、オスを見たいものです。
 
オオムラサキ

オオムラサキ

オオムラサキ

オオムラサキ