ショウリョウバッタ2011/08/23

 黒目川遊歩道に沿った団地の草むらに、ショウリョウバッタがいます。年をおうごとに数が減っています。今年は、ほんのちょっとしかいません。来年が心配です。なんとか生き延びてほしいです。
 このショウリョウバッタは、子どものころ「キチキチバッタ」と呼んでいたものだと思います。飛ぶと、キチキチキチッと鳴く?んですよね。翅がぶつかりあう音のようです。
 ところが、遊歩道沿いの草むらにいるショウリョウバッタは、飛んでも鳴きません。ウィキペディアには、オスの成虫が鳴く、とあります。ということはメスが飛んだから鳴かなかったのでしょうか。しかし、何匹か飛びましたけれど、キチキチしませんでした。みんなメスだったんでしょうか。
 図鑑によると、ショウリョウバッタのメスは、日本のバッタ類のなかで最大級なんだそうです。
 このバッタの顔は、なんとも長閑ですね。
 
ショウリョウバッタ

ショウリョウバッタ

歩くコサギ2011/08/23

 コサギは、実によく歩きます。魚を追ってひょいひょいと。体重をうまく移動させています。パッと向きを変えるときには、羽を広げます。
 しかし、歩いているときは、捕獲の確率が低いように見えます。労多くして功少なし、といったところでしょうか。歩き回るというのは、オーバーアクションになってしまい、魚に気付かれやすくなるのではないかと思います。
 じっと動かず、水の中を見つめて、突然動き出したときの方が、確率は高いのではないか。岸辺で足をごそごそ動かして、魚を追い出しながらつかまえるのも得意です。
 以上は、1羽でいる場合です。群れているときは、逆に動き回っている方が魚をつかまえる確率が高い。それぞれの動きが陽動作戦のような格好になるからでしょう。魚は右往左往します。このときコサギは、羽を広げて飛び上がり、振り向きざまに嘴から水中に突っ込みます。それが見られるのは、冬場の朝です。
 コサギは群れてはいても、シャチやクジラ、イルカのように、魚の群れを集団で追い込むような知恵はありません。動きはそれぞればらばら。すぐに喧嘩は始めるし、隣の鳥がくわえた魚を横取りするし、無秩序に魚を追いかけています。
 
歩くコサギ

歩くコサギ

歩くコサギ

歩くコサギ