手すりのトンボ2011/08/27

 黒目川遊歩道の手すりにトンボがとまっていました。体は黄色と黒、目は緑。一見、オニヤンマに見えますが、それより小型です。オニヤンマは尻尾にある黄色い横線が7本ありますが、このトンボには5本しかありません。オニヤンマ科ではなくて、サナエトンボ科のトンボだと思います。
 実はこのトンボ、昨年も一昨年も、手すりにとまっている写真を撮っています。これで3年連続です。あまり逃げないのが特徴です。「写真上」は、コンパクトカメラの広角マクロで撮っています。レンズがトンボにくっつきそうになっても、逃げませんでした。それどころか、いったん飛び上がって、私が手で持っているカメラにとまってしまいました。これでは写真が撮れません。ちょっとカメラを動かしたら、再び手すりにとまりました。
 「写真中」は一眼レフのマクロレンズで、「写真下」は望遠レンズで撮りました。
 話をもとに戻しましょう。サナエトンボ科にも、たくさんのトンボが分類されています。写真のトンボは何というのか、よくわかりません。オナガサナエかコオニヤンマか? 昨年8月に紹介したときは、オナガサナエかもしれない、というご意見をいただきました。
 
手すりのトンボ

手すりのトンボ

手すりのトンボ

このセセリは何だ?2011/08/27

 アカツメクサに2匹のセセリチョウがなかよくとまっていました。チャバネセセリだろうと高をくくっていたところ、図鑑を見るに及んで、うなってしまいました。チャバネ系にもいろいろありました。
 チャバネセセリ、オオチャバネセセリ、イチモンジセセリ、ミヤマチャバネセセリ。このうちのどれか。ポイントは、白色紋(銀紋)の形と並び方です。
 ミヤマチャバネセセリは、名前からいって東久留米にいそうにありません。白色紋の内側に、もう1つ銀紋がついていますから、これは違います。
 チャバネセセリは、白色紋が小さく薄い。
 イチモンジセセリは、銀紋が一列に並びます。2匹のうち上にいるチョウがこれかもしれません。
 オオチャバネセセリは、白色紋がジグザグに並んでいます。2匹のうち下にいるのがこれの可能性大です。
 ちょっと見るだけでは同じようですが、ゆっくり見ると違いがいることがわかります。分類というのは、奥が深いですね。
 
セセリチョウ