カルガモの身繕い2011/09/09

 雨が降って水が少し濁っていましたが、カルガモは身繕いに励んでいました。こういうときカルガモは、まず間違いなく脱水機を演じます。3枚目の写真がその瞬間です。
 首をぶるぶるっとさせて、水を切ります。それを撮りたいためにカメラを構えているのですが、いかにも脱水機という写真が撮れません。水がもっときれいで、光の具合もよく、胴体は動かないで首だけが回り、辺りに水しぶきが散っている。そういう写真はいつ撮れるのかしら?
 さて、人を見ても動じないのはカルガモだけですね。目の前で写真を撮っていても、身繕いをやめようとはしません。撮りやすくていいのですが、考えてしまうこともあります。
 遊歩道で人が止まると、寄ってくるカルガモがいます。遊歩道からパンを投げる入れる人がいるので、それをもらおうとするんです。ヒナのころからもらっているからでしょう。パンをやる気持ちもわからないわけではないのですが、野生で生きていける環境を守ることが大事なのになあ、と思ってしまいます。上野の不忍池でしたでしょうか。冬鳥のオナガガモが人からもらった餌を食べすぎて飛べなくなってしまったことがありました。
 
カルガモの身繕い

カルガモの身繕い

カルガモの身繕い

コメント

_ ももごろう ― 2011/09/09 15:58

非常によくわかります。
ニンゲンの気まぐれや無知の善意のせいで命を落とす水鳥が
後を絶ちません。「善意」(一応)なだけに始末が悪いです。

ぶるぶるのときは顔がユーモラスですよね。
以前アヒルと暮らしていましたが、ぶるぶるの顔が崩れていて(笑)
撮るたび笑ってしまいました。

_ ももごろう様 ― 2011/09/09 19:41

おっしゃるとおり、善意でやっている人が大半だと思うんですよね。
餌やりを楽しみにしている人もいて、難しさを感じます。
鳥のぶるぶるは、だいたい間が抜けていて、面白ですね。

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