今年もタシギが来てくれた2012/01/31

 スズメが20羽ほど、土手の枯れ枝に舞い降りてエサを探していました。茶色をバックに茶色の鳥を撮っても、スズメがどこにいるのかわかりづらい。写真を撮るのをやめて、撮りやすい場所に移動するまで眺めていました。
 そのうちに、茶色い大きなものが動いたように見えました。目を凝らしてもよくよくわかりません。望遠レンズで覗いてみました。やっぱり何かいます。タシギに違いありません。昨年の冬もこの場所に来てくれたタシギがいましたから。こちらもテンションが一気に上がり、移動してくれるのを待ちました。枯れ枝の真ん中で休憩されたらたまったものではありません。
 鳥はすぐに川まで移動してくれました。やっぱりタシギです。長い嘴を土に差し込んでエサを探しています。地面を突き刺しながら歩きます。ぱっと手前の土手に飛び移りました。なんの前触れも見せないで飛び、そのスピードも速いので、飛んだところまでは撮れませんでした。近くにある橋を渡って対岸に移動して、撮り続けました。
 タシギは、チドリ目シギ科の鳥で、全長27センチ。14センチのスズメの横で見ると、巨大な鳥に見えてしまいました。春と秋の渡りの途中で日本に渡来する旅鳥です。
 
タシギ

タシギ

タシギ

よく出合うカワセミのオス2012/01/31

 最近、黒目川でカワセミのオスにたびたび出合うようになりました。私が主に歩いているところは、このオスしか見ません。
 橋を渡っていたところ、チチッという鳴き声がしました。立ち止まって辺りを見渡しました。姿が見えません。渡りきった方がいいのか、引き返した方がいいのか。わからないときは止まっているに限ります。またチチッと鳴きました。今度は方向がわかりました。左岸の込み入った枯れ枝にとまっています。急いで橋を渡りきり、右岸から撮ったのが上の写真です。逆光だったので、手動で露出を決めて撮りました。
 動きそうな雰囲気がなかったので、橋を渡って左岸に移動。枝の間から撮れるかどうかを考えていたところ、カワセミが飛びました。右岸に向かったと思いきや、Uターンして私の近くに止まってくれました。それが下の写真です。とにかくシャッターを切って、さて構図を考えようとしたところ、飛び去ってしまいました。目の前に長くはいてくれませんね。ちょっとでも来てくれただけでも大サービスでしょう。
 
カワセミのオス

カワセミのオス