ザリガニをくわえたダイサギ2012/02/01

 落合川でダイサギがザリガニをつかまえました。ザリガニは飲み込みにくいので、何回もくわえ直してボロボロにしてから食べます。ザリガニの形がわかるうちに写真を撮らないといけないので、急いで撮りました。
 
ザリガニをくわえたダイサギ

雪に顔を突っ込むスズメ2012/02/01

 1月23日に降った雪が、日陰の土手に残っています。その雪の上にスズメたちが集まっていました。顔を突っ込んで雪をかき分けています(写真上)。この寒いのに何をやっているんでしょうか。
 あれっ、赤い実のようなものをくわえています(写真中)。枝に残っていた実でしょうか。これをねらって顔を突っ込んでいたのか! たくましいですねえ。
 枝にとまって寒そうにしているスズメ(写真下)もいましたけれど…。
 
スズメ

スズメ

スズメ

つぶらな瞳のエナガ2012/02/02

 エナガが頭上の枝にとまりました。真上です。しかし、枝と並行にとまっているので、顔が見えません。垂直になる瞬間もあるだろうとカメラを構えっぱなしにしていました。一瞬、目が見えました。ここだ、とシャッターを切ったのがこの写真です。
 エナガは、スズメ目エナガ科の鳥で、大きさはスズメと同じくらいです。体の半分は尻尾なので、これがよく目立ちます。スズメより小さく見えます。つぶらな瞳なので、かわいい鳥です。ジュリリリと鳴きながら群で移動します。シジュウカラの群に混じっていることもあります。
 エナガは柄長と書きます。尾が柄杓の柄のように長いので、この名前がついたようです。
 
エナガ

コサギ 三つ巴の争い2012/02/02

 コサギが群れると必ず喧嘩が始まります。黒目川で三つ巴の争いを見ました。2羽の争いはよく見ますが、3羽は初めての体験です。どういういきさつで始まったのかは、わかりません。気がついたら喧嘩が始まっていたので、慌ててシャッターを押しました。何が何だかわからないうちに、すべてが終わっていました。2枚目、3枚目は、中途半端な写真になってしまいました。
 
争うコサギ

争うコサギ

争うコサギ

藪の中のメジロ2012/02/03

 このところ黒目川でメジロの姿をよく見ます。増えているのかもしれません。
 遊歩道にある植木の中でメジロが鳴いていました。立ち止まって見ていると、メジロもこちらを気にしている様子。どうするのかなあ、と思っていたら隣の畑に飛び込みました。ちょっとした藪があって、そこに隠れています。
 しばらく待っていたら、外に出てきました。きょろきょろしています。落ち着かないようです。早めに写真を撮っておかないと、また飛ばれてしまいます。それでも10枚ほど撮れました。
 
藪の中のメジロ

藪の中のメジロ

婚姻色のカワウ2012/02/03

 黒目川遊歩道を歩いていると、バシャバシャバシャと鳥が飛び立つ音がきこえました。そんな音をたてるのはカワウに決まっています。カメラを構える余裕もなく、上流に向かって飛び去るカワウを見送るだけでした。今年はカワウの数も少なく、写真を撮っていません。
 下流に向かって歩き始めたら、カワウが上空を通過していきました。Uターンしてきたようです。飛び去るのかと思いきや、再びUターンして私の目の前に降りました。いつもは黒い頭が白くなっています。婚姻色のカワウです。雌雄どちらかなのかは、わかりません。
 このカワウ、水面を移動しながら、ときたま潜ります。ただうろうろするだけ。しばらくして。浅瀬にいって立ち上がり、羽を広げました(写真上と中)。それを合図に本格的な潜水が始まりました。魚をどんどんつかまえます。大食漢が潜って追いかけるので、魚はたまったものではありません。水面に顔を出したときはだいたい魚をくわえていました(写真下)。一度魚を放り投げるような感じでくわえ直し、一気に飲み込んでしまいます。数匹食べてから、飛び去りました。
 釣り人にとってカワウは天敵だそうです。コサギが魚をとる程度ではおさまりませんから、無理もありません。カワウがUターンを繰り返したのは、潜れるだけの深さがある場所を探していたからのようです。冬場の黒目川は水量が減り、私が歩く範囲で見れば潜れる場所はあまり多くありません。
 1970年代に絶滅が心配されたカワウは、80年代に増加しはじめ、今ではアユなどで深刻な漁業被害が出ているようです。
 
婚姻色のカワウ

婚姻色のカワウ

婚姻色のカワウ

春を待つウグイス2012/02/04

 黒目川のあちこちでウグイスが鳴いています。といっても、ホーホケキョウではありません。真冬なのでチャッチャッチャという地鳴きです。藪の中で鳴いているので、姿を見るのが大変です。見やすいところに出てきてくれたかと思うと、すぐに藪の中へ引っ込んでしまいます。
 国語学者、山口仲美さんに『ちんちん千鳥のなく声は』という本があります。日本人が鳥の鳴き声をどういう風に表現してきたかを書いたものです。それによると、「ホウホケキョウ」は、江戸時代になって登場するのだそうです。それ以前には「ひとくひとく」「ツーキヒホシ(月日星)」「千代千代千代」などと表現されたとか。「ホウホケキョウ」は、法華経の意味をかけています。
 今年は寒波が強くて春が遅くなりそうです。美しい鳴き声は3月のいつごろ聞けるでしょうか。「あらたまの/年たちかへる/あしたより/またるるものは/鶯のこゑ」という和歌がありましたっけ。
 
春を待つウグイス

コサギの後ろ姿2012/02/04

 コサギを後ろから撮ってみました。鳥の顔が見えない写真は邪道かもしれませんが、フォルム(フォーム)として見ていただければありがたいです。美しいと思うので、バックシャンといいたいところですが、辞書で調べたら、顔は美しくないという意味が込められていたので、使いにくい。コサギの顔もなかなかいい顔をしていますから。3枚目の最後に、顔が見える写真を添えます。
 
コサギの後ろ姿

コサギの後ろ姿

コサギの後ろ姿