ザリガニをくわえたダイサギ ― 2012/02/01
雪に顔を突っ込むスズメ ― 2012/02/01
つぶらな瞳のエナガ ― 2012/02/02
コサギ 三つ巴の争い ― 2012/02/02
藪の中のメジロ ― 2012/02/03
婚姻色のカワウ ― 2012/02/03
黒目川遊歩道を歩いていると、バシャバシャバシャと鳥が飛び立つ音がきこえました。そんな音をたてるのはカワウに決まっています。カメラを構える余裕もなく、上流に向かって飛び去るカワウを見送るだけでした。今年はカワウの数も少なく、写真を撮っていません。
下流に向かって歩き始めたら、カワウが上空を通過していきました。Uターンしてきたようです。飛び去るのかと思いきや、再びUターンして私の目の前に降りました。いつもは黒い頭が白くなっています。婚姻色のカワウです。雌雄どちらかなのかは、わかりません。
このカワウ、水面を移動しながら、ときたま潜ります。ただうろうろするだけ。しばらくして。浅瀬にいって立ち上がり、羽を広げました(写真上と中)。それを合図に本格的な潜水が始まりました。魚をどんどんつかまえます。大食漢が潜って追いかけるので、魚はたまったものではありません。水面に顔を出したときはだいたい魚をくわえていました(写真下)。一度魚を放り投げるような感じでくわえ直し、一気に飲み込んでしまいます。数匹食べてから、飛び去りました。
釣り人にとってカワウは天敵だそうです。コサギが魚をとる程度ではおさまりませんから、無理もありません。カワウがUターンを繰り返したのは、潜れるだけの深さがある場所を探していたからのようです。冬場の黒目川は水量が減り、私が歩く範囲で見れば潜れる場所はあまり多くありません。
1970年代に絶滅が心配されたカワウは、80年代に増加しはじめ、今ではアユなどで深刻な漁業被害が出ているようです。
下流に向かって歩き始めたら、カワウが上空を通過していきました。Uターンしてきたようです。飛び去るのかと思いきや、再びUターンして私の目の前に降りました。いつもは黒い頭が白くなっています。婚姻色のカワウです。雌雄どちらかなのかは、わかりません。
このカワウ、水面を移動しながら、ときたま潜ります。ただうろうろするだけ。しばらくして。浅瀬にいって立ち上がり、羽を広げました(写真上と中)。それを合図に本格的な潜水が始まりました。魚をどんどんつかまえます。大食漢が潜って追いかけるので、魚はたまったものではありません。水面に顔を出したときはだいたい魚をくわえていました(写真下)。一度魚を放り投げるような感じでくわえ直し、一気に飲み込んでしまいます。数匹食べてから、飛び去りました。
釣り人にとってカワウは天敵だそうです。コサギが魚をとる程度ではおさまりませんから、無理もありません。カワウがUターンを繰り返したのは、潜れるだけの深さがある場所を探していたからのようです。冬場の黒目川は水量が減り、私が歩く範囲で見れば潜れる場所はあまり多くありません。
1970年代に絶滅が心配されたカワウは、80年代に増加しはじめ、今ではアユなどで深刻な漁業被害が出ているようです。
春を待つウグイス ― 2012/02/04
黒目川のあちこちでウグイスが鳴いています。といっても、ホーホケキョウではありません。真冬なのでチャッチャッチャという地鳴きです。藪の中で鳴いているので、姿を見るのが大変です。見やすいところに出てきてくれたかと思うと、すぐに藪の中へ引っ込んでしまいます。
国語学者、山口仲美さんに『ちんちん千鳥のなく声は』という本があります。日本人が鳥の鳴き声をどういう風に表現してきたかを書いたものです。それによると、「ホウホケキョウ」は、江戸時代になって登場するのだそうです。それ以前には「ひとくひとく」「ツーキヒホシ(月日星)」「千代千代千代」などと表現されたとか。「ホウホケキョウ」は、法華経の意味をかけています。
今年は寒波が強くて春が遅くなりそうです。美しい鳴き声は3月のいつごろ聞けるでしょうか。「あらたまの/年たちかへる/あしたより/またるるものは/鶯のこゑ」という和歌がありましたっけ。
国語学者、山口仲美さんに『ちんちん千鳥のなく声は』という本があります。日本人が鳥の鳴き声をどういう風に表現してきたかを書いたものです。それによると、「ホウホケキョウ」は、江戸時代になって登場するのだそうです。それ以前には「ひとくひとく」「ツーキヒホシ(月日星)」「千代千代千代」などと表現されたとか。「ホウホケキョウ」は、法華経の意味をかけています。
今年は寒波が強くて春が遅くなりそうです。美しい鳴き声は3月のいつごろ聞けるでしょうか。「あらたまの/年たちかへる/あしたより/またるるものは/鶯のこゑ」という和歌がありましたっけ。
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