「Nikon 1 V1」でスナップを撮ってみる2012/05/01

 「Nikon 1 V1」に専用10ミリレンズ(35ミリ換算で28ミリ相当)を付けて、スナップしてみました。露出は「おまかせシーンモード」。早い話がフルオートです。
 場所は、東京・新宿。ビルの一角に木の枝がシルエットで映っていました。モノトーンのなかにグリーンの植え込みが鮮やかだったので、これに人を組み合わせてみました。
 
新宿スナップ

新宿スナップ

新宿スナップ

新宿スナップ

タンポポとベニシジミ2012/05/01

 道端に咲くタンポポの上にベニシジミがいました。あいにくマクロレンズを持っていなかったので、望遠レンズで寄れるところまで寄って撮りました。写真は、トリミングしたものです。
 日当たりのいい場所だったので、ぎとぎとした写真になってしまいましたが、タンポポの色が飛ばないように撮りました。
 ベニシジミは、長く飛ばないのが特徴で、すぐにとまります。近づいても逃げないので、撮りやすいチョウです。緑の葉にも映えますし、タンポポのようなオレンジの花にも負けないだけの色をもっています。目と触覚のあたりも表情があって、好きなチョウの一つです。
 
ベニシジミ

ベニシジミ

ベニシジミ

カワウのドジョウ食い2012/05/02

 ちょっとばかり生々しい写真で恐縮です。カワウにつかまったドジョウは、体をくねらして抵抗しましたが、食べられてしまいました。2日ほど前に撮った写真です。
 落合川の深みにカワウがいました。さかんに川底をのぞき込んでいます。そのうちに、すっと潜りました。水面に顔を出したとき、赤っぽく太長いドジョウをくわえていました。ドジョウは嘴に巻き付いたり、体を大きく振ったりして、暴れまくります。さすがのカワウもすぐには飲み込めませんでした。だから写真が撮れたようなものです。カワウは、あっという間に獲物を飲み込んでしまうので、いいタイミングで写真を撮るのが難しいんです。
 獲物をくわえたときの状況にもよるとおもいますが、カワウは獲物を軽く放り投げるような感じでくわえ直すことがよくあります。今回のドジョウも一瞬、宙に浮かしました。2枚目の写真がそれです。食べやすい角度にくわえ直すのではないかと思われます。動作が速いので、目で見ているだけではわからないかもしれません。魚をつかまえたときでも、同じことをやります。必ずやるかどうかまではわかりません。
 このドジョウをコサギやダイサギが食べることもあります。落合川にはドジョウ、シマドジョウ、ホトケドジョウがいることになっています。普通のドジョウとも思えませんし、絶滅危惧種のホトケドジョウはこんなに大きくはないはずです。ネットの写真で見る限り、シマドジョウの雰囲気もない。いったい何者なのでしょうか。
 口直しとして、4枚目に比較的きれいな写真を加えておきます。
 
カワウのドジョウ食い

カワウのドジョウ食い

カワウのドジョウ食い

カワウのドジョウ食い

急増するホソバオオアマナ2012/05/02

 東久留米には、この花がわんさか咲いています。数年前まではそれほど目立つ花ではありませんでした。それが一気に増えてしまったようです。その数年前、はじめて見たときは貴重な花を発見したような気分になりました。野草・雑草の図鑑を見ても出ていないので、少しばかりワクワクしたのですが、わかってみればなんてことのない植物でした。
 『街でよく見かける雑草や野草がよーくわかる本』というやたらに長い題名の本をめくっていたら、この花が出てきました。「もともと園芸用に栽培され、春に白い6弁花がたくさんつく」と書いてあります。観賞用に栽培される園芸植物「オーソニガラム」がこの花だそうです。「オーソニガラム」は、この花の仲間の総称かもしれません。新宿御苑にもたくさん咲いているようです。
 園芸用が野生化したために、野草・雑草の図鑑類にはあまり収録されていなかったのでしょう。私のもの周りでは、毎年増え続けています。もはや帰化植物なのかもしれません。一度、帰化植物図鑑を調べてみないといけませんね。
 ホソバオオアマナによく似たオオアマナという植物があります。ホソバオオアマナは1つの花茎に6~10個程度の花をつけ、オオアマナは1つの花茎に12~20個の花をつける、と上記の本に記述されています。写真の植物は、どうも6~10個の方だと思われます。
 
ホソバオオアマナ

ホソバオオアマナ

ホソバオオアマナ

手すりにとまったカルガモさん2012/05/03

 雨が続いてうっとおしいですね。その雨の中、珍しい光景に出合いました。黒目川遊歩道にある手すりに2羽のカルガモがとまっていました。丸い鉄の棒でも大丈夫のようです。こんな姿は初めて見ました。番に違いありません。
 そっと近寄って、望遠レンズで写真を撮っていると、道行く人もそれとなく協力してくれて、カルガモより遠い場所を歩いてくれました。人を見るカモさんは、どことなくドヤ顔ふうでした。
 
手すりにとまったカルガモ

手すりにとまったカルガモ

手すりにとまったカルガモ

手すりにとまったカルガモ

増殖するナガミヒナゲシ2012/05/04

 先日、「急増するホソバオオアマナ」を紹介しましたが、このナガミヒナゲシも猛烈に繁殖しています。外来のポピーですが、黒目川遊歩道でも落合川遊歩道でも、よく目立ちます。落合川遊歩道の方が多いかもしれません。
 地中海沿岸が原産地です。日本で初めてみつかったのは東京都世田谷区で、1961年だそうです。オレンジ色が鮮やかな花ですが、繁殖力のすごさから、生態系を乱す恐れがあると指摘する専門家もいます。川を歩くと外来種(帰化植物)ばかりなので、複雑な気持ちになります。
 
ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ

羽を傷めたカルガモさん2012/05/05

 市内を流れる落合川で、羽を傷めたカルガモに出合いました。風切り羽でしょうか、痛々しい姿です。カルガモ同士の争いの結果なのか、カラスや猛禽に襲われたのか…。飛べるのかどうかもわかりません。元に戻らないくらいの痛手に見えます。それでも、ぶるぶるをやってくれました(3枚目の写真)。それが、ちょっぴり救いでした。
 
羽を傷めたカルガモ

羽を傷めたカルガモ

羽を傷めたカルガモ

美しい花には危険がある2012/05/06

 市内を流れる落合川は清流として知られています。この川に、黄色い美しい花が咲いています。キショウブです。ヨーロッパ原産の帰化植物で、明治の初めに観賞用として日本に導入されたそうです。外来のアヤメです。繁殖力が強いため、外来生物法にもとづく要注意外来生物の1つに指定されています。環境省のホームページに記された危険度をいくつか列挙してみます。
 ・繁殖力が強く、海外では水路等の雑草になっており、日本でも水辺の在来種と競合・駆逐のおそれがある。
・近縁種に絶滅危惧種が含まれ、それらの遺伝的攪乱のおそれがある。
・美しい花が親しまれ、観賞用に栽培されることが多いため、分布を拡大するおそれが大きい。
・栽培にあたっては、管理されている場所や施設以外に、逸出を起こさない適切な方法で行うことが重要である。
 これだけではありません。日本生態学会は、キショウブを「日本の侵略的外来種ワースト100」に指定しています。それだけ生態系などへの影響が大きいということなのでしょう。ちなみに、「ワースト100」には、オオアレチノギク、オオカナダモ、オオブタクサ、外来種タンポポ種群、セイタカアワダチソウ、ハルジオン、ヒメジョオン、ホテイアオイなども指定されています。
 昨年も同じようなことを書いたかもしれません。この花を取り上げるときは、美しいとだけは書けないもので…。
 
キショウブ

キショウブ

キショウブ

キショウブ