伸びをするツミのオス2012/05/30

 ツミのオスが、枝で休憩していました。ゆったりととまっています。しばらく見ていると、もぞもぞし始めました。どうするのかな、と思っていると尾羽を開いて伸びをした。逆光に透けるその羽は美しく、あわててシャッターを切りました。葉っぱがじゃまして全身の写真にならなかったのが残念です。
 日本産の鷹の中ではもっとも小さいツミは、山地の林に生息する鳥でした。最近では市街地に進出しています。漢字で「雀鷹」と書きます。
 『図説 鳥名の由来辞典』によれば、平安時代から「すすみたか」「つみ」「えっさい」の名で知られていました。『山渓名前図鑑 野鳥の名前』は、「スズメのような小鳥をよく狩ることから『須須美多加』といい、それが転じて『ツミ』」と解説しています。「須須美」は「すずび、すずみ、すずめ」と読み、「め」は鳥を表す言葉につく接尾語。鷹狩りに使われていたようで、このとき「ツミ」と呼ばれるのはメスで、オスは「えっさい」と呼ばれたようです。写真の鳥は「えっさい」ということになりますね。オスの体長は27センチ。メスは30センチ。
 
伸びをするツミ

伸びをするツミ

伸びをするツミ

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://kurome.asablo.jp/blog/2012/05/30/6461675/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。