餌捕りに夢中なシジュウカラ2012/11/01

 黒目川の土手に繁っていた雑草を業者がきれいに刈ってくれたので、ずいぶんと見晴らしがよくなりました。おかげで、鳥たちがよく見えるようになりました。その土手で、ネコが獲物を狙っています。いまにも飛び出しそうな雰囲気です。何がいるんだろう。ネコの目の先をしばらく見ていると、葦の茂みに動く物があります。シジュウカラでした。ネコは、これを捕って食おうとしているようです。
 シジュウカラが明るいところに出てきました。葦をつついて、中にいる虫をほじくり出そうとしています。すっかり夢中になって、ネコがいることに気づいていないようです。パットと黒い影がファインダーを横切りました。シジュウカラは間一髪、飛び去りました。ネコは恨めしそうに私を見ました。
 それにしても、シジュウカラの背中は美しい。
 
シジュウカラ

シジュウカラ

シジュウカラ

シジュウカラ

シジュウカラ

ミゾソバに群がるスズメたち2012/11/01

 ミゾソバは盛りが過ぎて、きれいなピンクだった花は白っぽくなってしまいました。そのミゾソバの花が揺れています。風もないのに揺れるとは? 朝から幽霊でもあるまいし、どうしたことか。
 足を止めて眺めていると、葉の奥にスズメの群がいるようです。葉の奥から顔を出して花を食べています。盛りのときよりも、今の花の方がおいしいのかもしれません。冬が来るまでにしっかり食べておこう、とでも思っているのか、必死の形相です。こういうときは、ほとんど鳴き声が聞こえません。屋根で群れているときは、チュンチュン鳴いているのですが。
 スズメたちが葉の奥にいるのでは写真が撮れません。スズメは群れながら移動するので、撮りやすい場所に来るまで待つことにしました。なるべく動かないようにして…。
 
ミゾソバとスズメ

ミゾソバとスズメ

ミゾソバとスズメ

ミゾソバとスズメ

ただいま食事中 スズメ2012/11/03

 スズメの写真が続きます。
 黒目川の土手で実をつまみ、離れた場所で食べているスズメがいました。1枚目と2枚目がそれです。葉っぱをお皿のかわりにしています。かと思うと、嘴に実をたくさん含んで枝にとまっているスズメもいます(3枚目)。文句でもあるのか、という顔をしています。嘴の中身は、実ではなくてミゾソバの花かもしれません。4枚目の写真は、手前に写っているタデらしい実だか花だかをくわえています(4枚目)。ここで食べるのかなと思っていたら、くわえたまま飛び去りました。場所を変えて食べるのでしょう。
 
食事中のスズメ

食事中のスズメ

食事中のスズメ

食事中のスズメ

枝にとまるスズメ2012/11/04

 今回は、食事をしていないスズメたちです。
 黒目川の土手にある小枝にとまる姿がよく見られるようになりました。スズメたちはこちらが近づくと逃げていきますが、群の動きを予測して待っていると、案外近くまで来てくれるものです。目と目と合わせないようにします。オレはスズメなんかに興味はないよ、という顔をしておくのも大事。カメラをいじる振りをしながらスズメの動きを見て、ゆっくりカメラを構えて撮りました。
 1枚目の写真は、並んだ3羽の目が一度に光るのを期待しながら撮った写真です。何枚か撮りましたが、1羽がそっぽを向いていたりして、なかなか動きが揃いません。やっととれたのがこの1枚です。
 2枚目は、ミゾソバの花を入れて撮りました。3枚目は、飛び立つ寸前のスズメです。
 3枚の写真は、連続して撮ったもので、時間としては数分の違いです。カメラの角度によって川面の表情が違っています。
 
枝にとまるスズメ

枝にとまるスズメ

枝にとまるスズメ

地スズメ 冬が来る前に2012/11/04

 「地スズメ」なんていう言葉はありません。勝手につくりました。というのも、草を刈った後の土手にスズメたちが舞い降りて、餌をつついている姿が目立つからです。地面にいるから「地スズメ」ということで…。茶色い地面に茶色い鳥なので、撮りにくいったらありゃしない。
 スズメたちは何を食べているのでしょうか。植物の実か種か。地面を掘っているところをみると、虫もいそうです。冬が来る前に栄養を体に蓄えようとしています。近くには柿の実もたくさんありますが、鳥たちはまだ食べません。いくつかの実がつつかれていますが、まだ渋いようです。
 
スズメ

スズメ

スズメ

スズメ

カワセミの秋2012/11/05

 落合川の近くにある小さな池にカワセミがやってきます。順光側から写真を撮ろうか、逆光側から撮ろうか。カワセミを待ちながら、池を一周してみました。夕方だったので、日がかなり傾いています。逆光側に立つと、ミゾソバの花が光って見えます。全体として逆光側の方が雰囲気がでると思い、撮る位置を決めておきました。
 1枚目、2枚目の写真は、背景でミゾソバが光っています。秋らしさが出ているでしょうか。3枚目は斜光で撮って、背景を黒く落としました。ちなみに、このカワセミはオスです。
 
カワセミ

カワセミ

カワセミ

オナガガモもやってきた2012/11/06

 落合川にオナガガモの番(つがい)がいました。ヒドリガモに続いて、冬の使者到来です。
 2羽のオナガガモは、のんびり草をはんでいました。突然、メスが飛び立ちました。ならばオスも飛ぶ! 慌ててオスにピントを合わせ、身構えました。ほぼ同時にオスも飛び立ち、目の前を通過していきました。そのときの姿がこの写真です。
 オスをよく見ると、オスになりきれていません。嘴はオスですが、体はメスによく似ています。繁殖期でないオスはメスによく似た羽になります。これをエクリプスというようですが、このオスもエクリプスでしょうか。
 落合川にはコガモの番もいました。オスの色があまりきれいでないので、これもエクリプスかもしれません。

飛ぶオナガガモ

飛ぶオナガガモ

飛ぶオナガガモ

オナガガモ

枝でくつろぐコサギ2012/11/07

 落合川にかかる橋に立って、周囲を見渡していました。遠くの枝に白い物が見えます。遊歩道から近づいてみると、コサギでした。枝にとまってくつろいでいます。完全な逆光で、川面に光が反射しています。おまけに、コサギはあっちを向いています。時間がたてばこっちを向いてくれるかもしれない。運を天に任せるしかありません。
 1枚目は、片羽をあげて繕っているところです。目が写っていないのが残念です。片足でしっかり枝をつかんでいます。
 2枚目は、伸びをしたところ。右足が羽に透けています。
 3枚目は、身だしなみを整えているといえばいいでしょうか。
 4枚目は、横顔です。
 
枝でくつろぐコサギ

枝でくつろぐコサギ

枝でくつろぐコサギ

枝でくつろぐコサギ