波紋とカルガモ2012/11/22

 黒目川の川面を北風が走り抜けました。穏やかだった水面はいきなり波立って朝日を一面に乱反射させました。はじめに細かな波があらわれ、時間の経過とともに波と波との感覚が広がります。風がやむとさっと波が引いて水面の輝きを失い、ふたたび穏やかな流れに戻りました。
 波が引く直前、カルガモが一声鳴きました。
 
波紋とカルガモ

波紋とカルガモ

波紋とカルガモ

川辺の赤い実2012/11/22

 黒目川の土手から川面に突き出でいる赤い実があります。写真を見ていただければわかるように、枯れて汚れた葉っぱがあったりして、なかなかきれいに撮れません。晴れた日に撮ったり、曇った日に撮ったりしたしたが、汚れた葉っぱが目立ちます。目だたないように撮るには、川面を大きく入れて、汚れた葉っぱを最小限に抑える以外にありません。ということは、川面に表情がなければいけません。
 何度かの失敗の後、風の強い早朝、朝日が川面に反射していました。風が吹くと、オレンジの光が大きく変化します。このタイミングしかないか、と思って撮ったのが下の3枚です。風の吹き始めの小さな波から大きめな波へと変化するにしたがって、オレンジ色の広がりも変わってきます。
 
川辺の赤い実

川辺の赤い実

川辺の赤い実