武蔵野の趣2013/01/03

 冬、黒目川の夕方はなかなか趣があります。木立が夕日に染まって赤くなり、武蔵野の雰囲気を感じることができます。川に沿って住宅や電柱が並んでいるので、人工物は避けられません。
 川の上流、西を眺めれば、無粋な煙突に閉口しつつも、空も川面も朱に染まります。ねぐらに帰るコサギが高く飛んでいます。
 
武蔵野の趣

武蔵野の趣

武蔵野の趣

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力強いアオサギの飛び出し2013/01/03

 アオサギの飛び出しは、体が大きいだけに力強さがあります。足の蹴りと羽ばたきで斜め前方に離陸します。やや小さいダイサギよりも、スピード感があります。なので、こちらが出遅れてしまうことがしばしばです。
 アオサギでいつも失敗するのは、飛び上がったときに羽の一部が切れてしまうこと。全体が画面に収まらないケースが頻繁にあります。原因は2つあって、ひとつは飛び出す角度に追いつかないので、羽の上が切れる。もうひとつは、アップ気味に撮ってしまうため体の一部が切れてしまう。
 アオサギの体長は93センチ。翼を広げたときの最大値は160センチにもなります。飛んだ瞬間、一気に羽を広げるので、飛び出す前はアオサギを小さめに捉えておかなければいけません。しかし、安全策で引いた写真にしてしまうと、鳥の全体像は写るものの、スピード感や迫力が失われてしまいます。
 4枚の写真は、一連の動きを連続撮影したものです。それぞれトリミングの違いによって、大きさがまちまちです。このときはあまり距離を飛びませんでした。4枚目の写真は、着陸態勢に入っています。
 さて、このアオサギは、毛並みが美しくないので(羽の色など)、まだ若造さんかもしれません。
 
アオサギの飛び出し

アオサギの飛び出し

アオサギの飛び出し

アオサギの飛び出し