梅一輪2013/02/13

 自宅近くにある梅の木に、一輪だけ紅梅が咲いていました。花が開きかけたところです。今年は春が待ち遠しい。体の芯が冷えているような感じで、一日も早く15度になってほしい!
 梅一輪一輪ほどの暖かさ(嵐雪)
 一輪の中にほのかな暖かさを感じる句ですが、私にとっては「まだ一輪」という気分です。
 先日、50円で『千載和歌集』の文庫を買ってきました。平家が壇ノ浦に散った後にできた歌集なので、興味をもちました。ぱらぱらとめくっていると、雪を梅の花に見立てたり、梅の花を雪に見立てたりしていました。2つ紹介します。

 17 梅が枝に降りつむ雪はうぐひすの羽風に散るも花かどぞ見る(左京大夫顕輔)
 21 梅の花をりてかざしにさしつれば衣に落つる雪かとど見る(大炊御門右大臣)
 
梅一輪

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