神になったカルガモ2013/02/14

 13日未明に降った雪が黒目川の土手に残っていました。雪解け水が入り込んでいるので川の水は濁っています。そこに太陽の光が差し込み、写真の上部は冬、下部は春の雰囲気です。日差しだけを見れば冬は終わりました。暖か味があります。カルガモさんにも、なんとなく余裕があります。でも、関東の北風は2月が本番。これが寒いんだなあ。
 3枚目の写真を見てください。左にいたカモが移動して、光が差し込んでいるところを通過しました。ほんの一瞬、カルガモから光が立ち上がりました。水が揺れて大きく反射したのでしょう。撮った写真を見たら、カルガモさんが神になったように見えました。
 
カルガモ

カルガモ

カルガモ

コメント

_ ももごろう ― 2013/02/14 09:08

なんて美しいんでしょう。
いつもは、「おデブ」とか「ユーモラス」とか茶化してるカルガモですが、
ほんとに神々しく見えますね。

それにしてもkuromeさん、露出とシャッタースピード、どのように調節したら
こんな写真が撮れるんですか?たとえば、2枚目、手前が明るくて奥が
暗いのに、どうやったらこんなにカルガモの色がしっかり鮮やかに撮れる
のでしょう。差支えなかったら、御教授ください。私はいつも絞り優先
モードで撮っているので、こういう状況で撮ったら、カルガモが暗く沈むか
手前がとんでしまいます。(-_-;)

_ ももごろう様 ― 2013/02/14 21:34

 お褒めいただいて、ありがとうございます。
 どういうふうに撮るか、ということですが、私なりの撮り方を紹介します。ちょっと長くなるかもしれません。
 私も絞り優先モードで撮っています。これは同じですね。
2枚目の写真でいうと、おっしゃるように手前が明るくて奥が暗い。ここでどの明るさを撮るか、が課題です。露出を計るときに、私はスポット測光を使っています。ある限られた部分だけを計るやり方です。で、どこの露出を計るかといえば、カルガモの顔です。奥は確かに暗いのですが、カルガモの顔には反射光が当たっていて、水面よりかなり明るいです。カメラのレンズを目一杯望遠側に繰り出して、顔の露出を計り、表示された露出を頭に入れます。絞りはF5.6が私の基本です。シャッタースピードが1/60秒だったらそれだけを頭に入れて、マニュアル露出に切り替えてしまいます。マニュアルでF5.6、1/60を設定して撮ってみます。モニタを見て、シャッタースピードを調整して最終的な露出を決めます。文字にすると面倒くさそうですが、なれればさほど時間がかかりません。あまり動きのないものを撮るときに、よく使う手です。
 なぜマニュアル露出に切り替えるかというと、絞り優先でもシャッター優先でも、プログラムでも、オート系は画角を変えると露出が変わってしまうからです。明るいところに露出をもっていかれてアンダーになったり、暗いところに露出をもっていかれてオーバーになったりします。マニュアル露出にしておけば、画角を変えてもそのまま撮れるので絵づくりに専念できるというわけです。
 2枚目の写真は、手前の明るいところも水の濁りで極端なあかるさではなかったのが幸いしました。
 カルガモは周りが暗いところにいることも多いのですが、顔が予想外に明るいんです。茶色い羽に露出があっているけれども顔が白っぽく撮れてしまうことがよくあります。ここらへんは失敗から学んだところです。
 私の露出のとり方は、きちんと出したいところだけに合わせて、あとは捨てることになります。考え方として。1枚目の写真でいえば、土手の雪の露出は無視しています。しかし、実際に撮れたものを見ると案外きれいな写真になっているものです。それは、デジタル写真、あるいはポジフィルムの特性によるものです。
 デジタル写真もポジフィルムも、見たとおりの色で再現されます。ネガフィルムは色が反転します。ポジで撮るのかネガで撮るのかで露出の撮り方が反対になります。ポジはハイライト部分(明るいところ)に露出を合わせて撮ります。ネガはアンダー部分(暗めのところ)に露出を合わせて撮ります。ポジは露出オーバーだと色が消え、ネガは露出が足りないと色が消えます。ネガで露出オーバーになったところは色がのりすぎていますが、印画紙に焼き付けるときにその部分だけを焼き込めばきれいな写真になるので、オーべーめに撮った方が安心感があります。これに反してポジ(デジタル)は、露出が足りない感じの方が色が濃い。画像ソフトで明るくしてやればきれいになります。ところが露出オーバーで色が飛んでしまったらソフトでも補正がききません。3枚目の写真で、光が反射しているところは色が出ていません。完璧な露出オーバーだったのでソフトによる補正がきかなかった結果です。
 2枚目の写真に戻ります。カルガモの顔に露出を合わせても、暗い部分は色が残ります。暗いところ(川面)が暗く映っていれば、川面にうっすら当たる光が生き生きすることもあります。あんまり暗い場合は、ソフトでそこを明るくしてやればなんとかなります。デジタル写真は暗部がきる。ここがミソです。明るい部分に露出を合わせて黒をしっかり出すことで引き締まった写真が撮れる。基本的にはこういう考え方です。
 これまで書いてきたことは、カメラに内蔵した露出計で計る場合についてという条件づきです。反射光を計るときのやり方です。よく考えてみると、撮りたいところに注いでいる光の量を計った方が正確なのではないか。入光式露出計といいますが、これの方が光をきちんと読むことができます。ところが使い方が難しい。カメラに加えて露出計を持たなければならない。なのでこれは判断の外に置きます。モデルさんの撮影は、入光式に限るのですが…。
 やっぱり長くなってしまいました。余分なことをたくさん書いてしまったかもしれません。わからなかったら、また聞いてください。

_ ももごろう ― 2013/02/15 15:08

なるほどー、まずはスポット測光でデータを取ってからマニュアルに切りかえる!これなら私にも挑戦できそうです。最初からマニュアルで撮るのは難しすぎるので。

ネガとポジの関係についても、ご教授ありがとうございました。デジカメはポジフィルムで撮ったのと同じなんですね。んんー、適当に撮ってましたが、やはり基本を押さえて撮るのとは全然違いますね。kuromeさんの写真にそれがよく表れています。

今後ともお手本にさせていただきます。詳しく説明していただいて、ありがとうございます。

_ ももごろう様 ― 2013/02/16 01:51

長々書いてしまいました。
ポイントを押さえていただいて、うれしいです。
データを取ったあとマニュアルに切り替えると、
微調整はシャッタースピードだけなので(絞りは変えないから)、
指一つで変化がつけられます。
これをやっていると、ここならこれくらいのシャッタースピードかな、
という勘が働くようになります。
絞り固定のマニュアル露出って便利ですよ。
ISOが100で、1/60秒だったら
ISO200で、1/125秒ですし、
ISO400で、1/250秒です。
ISOが2倍になれば(ISOの目盛りを1つ上げれば)、
シャッタースピードの目盛りを1つ上げればいい。
大づかみに理解しておくと、いろいろ便利です。

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