ツミの餌渡し2013/07/25

 オスのツミ(小型の鷹)が獲物をつかまえ、それをメスに渡す瞬間が撮れました。7月25日の朝です。あいにくの曇り空。おまけに電柱の上なので、雰囲気が出ませんでした。
 ツミのオスは交尾するころからメスに獲物を貢ぎます。メスが抱卵しているときも獲物をとってきてはメスに与えます。ヒナが生まれてもひたすら運び続けます。オスは健気です。
 この日、ヒナを育てているメスが巣を離れて、近くの電線にいました。もしかすると、餌渡しが見られるかもしれません。というのも、巣の周りにオナガがたくさんいるので、餌渡しを電線でやるケースが多くなっているからです。餌をオナガにとられないためと思われます。メスは、巣からさらに遠くへ飛んでいってしまいました。
 仕方がないので歩き出すと、目の前を鳥が横切りました。足に獲物があります。足でつかんで飛ぶのは猛禽。ツミのオスに間違いありません。どこまで運ぶのか。先ほどまでメスがとまっていた電線の近くにとまりました。こうなれれば、餌渡しは確実です。
 オスは獲物の羽をむしりとっています。そして、大きな声で鳴きました。メスを呼んでいます。しばらくしてメスが近くにとまりました。オスが羽を広げます。そこにメスが飛び込んで餌をもらい受けました。あっという間の出来事。獲物はスズメでした。
 メスはヒナに与えるかもしれません。しかし私の方が時間切れ。そこまでは見届けられませんでした。
 
ツミの餌渡し

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