カラスの行水2014/06/01

 暑くなってきました。5月31日、大分県日田市で35.6度を観測したとか。東京・大手町でも31.6度。また身構えるような暑さになるのかと思うと、気分がへたりますね。
 数日前、黒目川でハシブトガラスが水浴びをしていました。カラスの行水は、短いことの例えですが、けっこう長くやっていました。羽はびっしょり濡れて黒光りしていたので、濡れ羽色が表現できればいいなあ、と思いながらシャッターを切りました。片鱗はうかがえますが、これだという色は出ませんでした。
 4枚目の写真で、カラスの目がブルーになっています。これは瞬膜といって、眼球を覆って保護する半透明の膜がかかっているところです。瞬膜はカラスだけにあるものではなく、多くの鳥や爬虫類がもっています。
 
カラスの行水

カラスの行水

カラスの行水

カラスの行水

アオサギ飛ぶ2014/06/01

 たまには短いレンズで写真を撮りたくなるものです。黒目川にアオサギがいたので、120mm程度の望遠で飛ぶ姿を追ってみました。このくらいの距離感だと、のびのび撮れるような感じです。ところが露出に失敗して、オーバー気味になってしまいました。ピンとも甘いようです。早い話が、気が緩んで大雑把な撮り方になってしまったということですね。
 
アオサギ飛ぶ

アオサギ飛ぶ

アオサギ飛ぶ

目付き悪いよゴイサギどん2014/06/02

 久しぶりに、昼間、ゴイサギを見ました。ねぐらを変えたようで、どこにいるのかずっと気になっていたところでした。黒目川にいることが確認できて、それはそれで結構なことです。
 明るい太陽が眩しいのでしょうか。おそろしく目付きが悪い。しかも、ほとんど動きません。コサギは、魚を追いかけて走ってくれるので、写真を撮る楽しみがあるのですが、ゴイサギは動くまで待っている時間と忍耐が必要です。このときも、魚をくわえてくれないものかと随分待ちましたが、ダメでした。今度出合ったら、ちょっとは動いてほしい。
 
ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ

ヒメジョオンと歴史2014/06/03

 この花、ヒメジョオン(姫女苑)が目立ち始めると、暑くなりますね。4月から咲いているハルジオン(春紫苑)とよく似ていますが、こちらが咲くのは5月半ば以降。
 北アメリカ原産の帰化植物です。1865年ごろ、観賞用として持ち込まれたそうです。江戸幕府が尊皇攘夷を掲げる長州藩を征伐しようとしていたころです。その3年後は明治維新。日本の近現代を歩んできた花なんですね。
 歴史の曲がり角で、だれがどのようにして持ち込んだのでしょうか。興味がわいてきました。
 
ヒメジョオン

ヒメジョオン

ヒメジョオン

メジロも日陰がほしかった2014/06/04

 ほんとに暑くなってきました。6月3日、北海道十勝地方の音更町駒場北町で最高気温が37度8分に達しました。北海道で観測された気温では、最も暑い記録だそうです。北見市と美幌町で37度2分、富良野市で35度4分。東京も30度を超えたようですが、北海道より涼しかった。なんですかね、これは。
 写真は5月31日の朝に、黒目川で撮ったもの。陽射しがもろに顔に当たったとき、目の前を茶色い小さな鳥が横切りました。スズメより細身に見えました。目で追うと、土手の桑の木に身を隠しました。いったい何という鳥だろうか。もしかして、この辺では珍しい鳥かもしれません。
 興味津々で桑の木の中を覗き込むと、重なり合った葉の間に、鳥がいます。桑の実がたくさんあるので、これを食べてくれればありがたい。見える場所に移動してくるまで見続けました。鳥の姿が見えたとき、思わず「な~んだあ」といってしまいました。いつもみかけるメジロでした。茶色く見えたのは、逆行だったからでした。
 メジロは桑の実も食べずに、葉の陰から出たり入ったり。直射日光を避けたかっただけのようです。
 それにしても、今年の桑の木は、葉が繁りすぎるほど繁っています。おかげで、実を食べる鳥の姿を写真にできません。ゆっくり時間をとって待ち構えなければいけないようです。
 
メジロ

メジロ

メジロ

メジロ

コサギのベロベロ2014/06/04

 突然、コサギが口を大きくあけました。それも何回も続けて。赤い舌も出しています。ブロックの上で静かにたたずんでいたので、その急変にびっくり。それでもすぐに終わると思っていました。ところが、数十回におよびました。何か悪いものでも食べたのでしょうか。写真を撮りながら、かわいそうになってきました。しかし、私の方が時間切れになってしまい、その場を離れました。
 この写真を撮ったのは5月18日でした。5月16日に「アオサギのベロベロ」を紹介したばかりだったので、ベロベロづいているなあと思ったものでした。コサギは、嘴の付け根から目にかけてピンクに染まっています。婚姻色です。6月に入ったいまでは、この色も消えているだろうと思われます。
 このとき以降、コサギを見る機会がぐっと減りました。最近の一週間は、コサギの姿をまったく見ていません。黒目川で写真を撮っている友人に聞いても、「コサギを見なくなった」といいます。ずっと下流のどこかで、子育てをしているのかもしれません。ベロベロのコサギは元気にしているのだろうか。
 
コサギ

コサギ

コサギ

飛び立つカルガモ2014/06/05

 黒目川を見ながら休んでいたら、2羽のカルガモが舞い降りました。1羽がいきなり、もう1羽にちょっかいを出して、小さな争いに。攻撃された1羽が飛び立つと、別の1羽が追いかけていました。ずっと追いかけっこをやっているようです。
 写真はコンパクトカメラで撮りました。ピント固定の連写だったので、枚数を重ねるごとにピントがはずれていきます。
 
飛び立つカルガモ

飛び立つカルガモ

飛び立つカルガモ

飛び立つカルガモ

飛び立つカルガモ

雨の中のアオサギ2014/06/06

 6月6日午後11時50分、外は大雨です。黒目川はかなり増水していることは間違いなく、長く降り続いてほしくありません。しかしラジオのニュースは、これから雷を伴う強い雨が予想される、といっています。低気圧は長時間居座るようです。黒目川が心配です。5日に梅雨入りして、いきなりの大雨。いやですね。
 6日の朝も、かなりの雨が降っていました。黒目川遊歩道を歩いて駅まで行きました。その途中、アオサギを見ました。大人のアオサギなので、よく見かける若いアオサギとは違うようです。雨が降ると、こういうことがあるので、カメラは手放せません。といっても、濡れて壊れてもいいようなコンパクトカメラしか持って出ませんが。薄い板状のコンパクトカメラなので、撮りにくいことおびただしい。ピンとも甘いです。
 
雨の中のアオサギ

雨の中のアオサギ

雨の中のアオサギ

雨の中のアオサギ