立ちのぼる朝霧2014/12/01

 黒目川が初冬のドラマを見せてくれました。この時期恒例の朝霧です。日の出の太陽が水面に当たると、一気に立ちのぼってきます。
 前日は雨でした。夜遅くに晴れ上がりました。湿度があって、風がなく、晴天で、しかも寒いことが霧の写真を撮る条件です。放射冷却があれば、まちがいなく霧が立つ。そう思って早起きしました。
 川に行ってみると、霧がかかっていました。11月末としては気温が高めだったので、期待したほどではありません。それでも、写真を撮るには十分です。橋の上に立って、真正面から太陽が昇ってくるのを待ち構えました。
 
立ちのぼる朝霧

立ちのぼる朝霧

立ちのぼる朝霧

黄葉とスズメ2014/12/02

 雨上がりの早朝、葉が黄色くなった木の枝でスズメが丸まっていました。若鳥のようです。枝も湿っているので寒そうに見えますが、気温はさほど低くありません。実は、羽繕いの最中でした。初冬らしい雰囲気があるでしょうか。3枚目の写真は、別の個体です。
 
黄葉とスズメ

黄葉とスズメ

黄葉とスズメ

赤い実のお弁当2014/12/02

 黒目川のジョウビタキ。対岸にある赤い実をくわえたかと思うと、こちらの岸まで飛んできてくれました。見せびらかしに来たんですね、きっと。せっかくなので写真を撮らせてもらいました。
 しかし、すぐにまた対岸に移動してしまい、シャッターが切れたのは数回どまり。赤い実をくわえたまま、ちょこまか移動しています。弁当を持って喜んでいるかのようでした。
 
ジョウビタキ

ジョウビタキ

ぶるぶるっ2014/12/04

 黒目川のカルガモが羽繕いをしていました。必死にやっているので、ぶるぶるっと体を震わせるに違いないと思って、待ち構えていました。そうすると、ちゃんとやってくれるからかわいらしい。
 まずお尻が震えます。その震えが首に伝わり、脱水機のようになります。一瞬のできごとです。人間にはできません。このカルガモは口を開けていますが、開けない場合もあります。
 暗いところだったので、きれいな写真にならなかったのが残念です。
 
カルガモ

カルガモ

カルガモ

カルガモ

アオジは今季初撮り2014/12/05

 早朝の黒目川。空は明るいが、土手は暗い。その暗い辺りから、チッ、チッ、チッとかわいらしい鳴き声が聞こえてきました。アオジがいます。声はすれども姿は見えぬ。静かに待つことにしました。と、小鳥が枝に飛び移りました。しかし、シルエットにしか見えません。形はスズメかアオジ。少し回り込んでカメラを向けると、アオジでした。今季、初めての対面です。
 目が馴れてくると、土手の地面に何羽かいます。カメラの感度を上げて、無理やり撮ったのが下の写真です。いかにも寒そうに撮れています。
 アオジは、スズメ目ホオジロ科の鳥で、体長は16cm。スズメより2cm大きいです。見た目はスズメそっくりですが、全体に黄緑色なので区別ができます。嘴がピンクがかっていているのも特徴です。アジアに生息する鳥です。留鳥とされています。東久留米では、冬から春にかけて見ることができます。夏場は山にいってしまうようです。
 そういえば、ツグミを1羽見ました。残念なことに、写真は撮れませんでした。
 
アオジ

アオジ

アオジ

アオジ

アオジ

輝く水面に鳥1羽2014/12/06

 快晴の空。日陰になった川面が鏡になって光を反射していました。冬の時期独特の色合いが出るようになりました。そこにコサギが1羽、飛んできました。魚を探して歩いてくれたので、川面を引き立てる役割を演じてもらいました。
 
コサギ

コサギ

コサギ

コサギ

霜降りて2014/12/06

 今朝は寒かったです。畑を見ると、うっすらと霜が降りています。霜の上をムクドリが歩いていました。地面をつついているので、虫がいるのでしょうか。なんだかムクドリも寒そうです。いよいよ冬ですね。桜の葉はほとんど落ちてしまいました。
 
ムクドリ

ムクドリ

ムクドリ

日向が恋しいジョウビタキ2014/12/07

 黒目川遊歩道を歩いていると、ヒンヒンヒンと小さな声が聞こえます。ジョウビタキの鳴き声です。葉が落ちた黒目川は茶色の世界になりつつあります。そこで茶色い鳥を探すのは、ちょっと辛い。動いてくれるのを待ちました。この鳥は、同じ場所に長い時間とまり続けることはありません。必ず移動します。
 手前の土手から上に飛び上がった鳥がいました。まさしくジョウビタキ。そのまま対岸の土手に飛び去って、日が当たる枝にとまりました。しばらくすると、また手前の土手に移ってきました。こちらの土手は日陰で寒い。ジョウビタキも体を丸めています。そしてまた、日が当たった対岸の枝に飛び移りました。太陽の熱を体に取り込んでいるのでしょうか。
 
ジョウビタキ

ジョウビタキ

ジョウビタキ