たたずむツグミ2015/01/18

 ツグミが1羽、黒目川の岸辺でたたずんでいました。地上を跳ね歩きながら、ちょっと立ち止まって、また跳ね歩くのがツグミの特徴です。それなのに、じっと動きません、遠い北国を思い出しているのだろうか、なんて考えるのは人間の勝手なセンチメンタリズム。擬人化がすぎるというものでしょう。
 最近、地上にいるツグミをよく見ます。木の実がなくなって、枯れ草などに隠れている虫の幼虫やミミズなどを食べているようです。嘴で落ち葉を振り払いながらエサを探します。
 体を立てたときの姿勢は美しいのですが、羽が前に垂れます。体長は24cm。ヒヨドリより4cmほど小さい。冬になるとシベリヤから日本にやってくる渡り鳥です。サントリー「日本の野鳥百科」というサイトによれば、冬鳥なのでさえずらない、冬には口をつぐんでいる、それでツグミと呼ばれるようになったといわれているそうです。だからといって、まったく鳴かないのではありません。さえずらないだけ。クワックワッと独特の鳴き方をします。
 
ツグミ

ツグミ

ツグミ

ツグミ

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