花に埋まるメジロ2015/03/08

 白梅が咲いていました。大きな木なので、見上げていました。何か動くものがあるので目を凝らしていると、メジロが顔を出しました。私のほぼ真上にいます。のけぞるようにカメラを構えたまではいいのですが、花も枝も多いので、メジロの姿が消えたり見えたりします。ピントもなかなか合いません。
 そういうときは、あまり考えないで撮ることにしています。肩の力を抜いて、遊び半分にシャッターを切っていました。「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」くらいの気持ちで…。
 
梅の花にメジロ

梅の花にメジロ

梅の花にメジロ

梅の花にメジロ

梅の花にメジロ

地上のバン2015/03/09

 雨の中の黒目川。遊歩道の人通りも絶えて…。
 いつもは枝がからまる川岸にいるバンが、土手に出てきていました。昨年10月初めにやってきて、若鳥から成鳥になりました。毎日人に見られているからか、極端に人を恐れるようなことはありません。しかし、土手にいるときは別で、人がのぞき込むと慌てて川にはいってしまいます。なので、知らん顔をしているようなそぶりで写真を撮りました。数枚とったら気づかれてしまい、川へと去っていきました。
 
バン

バン

バン

バン

花粉だらけのヒヨドリさん2015/03/10

 梅の花に嘴を突っ込んで蜜を吸うヒヨドリ。我を忘れて食事に夢中のようで、私が近づいても逃げる気配はありません。好きに撮ってちょうだいという感じです。1枚目の写真のように、メジロと同じような動きもしてくれて、大サービスでした。実にアクロバティック。嘴は花粉で黄色くなっています。
 鳥さんの気持ちはありがたかったのですが、梅の木は枝が多すぎます。ピントは小枝にもっていかれるし、ヒヨドリの顔は隠れるし。えらく疲れました。
 
梅にヒヨドリ

梅にヒヨドリ

梅にヒヨドリ

梅にヒヨドリ

梅にヒヨドリ

細身のモズ2015/03/11

 黒目川遊歩道でひと休みしていたら、目の前の木に鳥がとまりました。相手から来てくれたのだから写真にしなければ失礼というもの。逆光気味なのでいろがよくわかりませんが、大きさといい、尾を振っていることといい、たぶんモズです。角度を変えて見直すと、モズのオスでした。
 レンズを向けると、妙に細身です。背伸びをしているからでしょうか。細いモズというのはモズらしくないですね。ぽっちゃりした体型に戻ってほしかったのですが、飛び去るまでずっと細身のままでした。
 
モズ

モズ

モズ

モズ

カワセミも春2015/03/12

 自宅から黒目川に出てみると、カワセミの鳴き声が聞こえます。右から聞こえていたのが、左からも聞こえるようになりました。ステレオで鳴いています。オスとメスがデートしているのかもしれません。なんと贅沢な! 写真なんて撮らなくてもいいから、ずっと聞いていたくなります。
 左前でオスを見つけました。メスは右にいるようです。オスにレンズを向けると、飛び立ちました。飛んだ先を見ると、なんと2羽が並んでいます。あわてて写真を撮りました。1回シャッターを切ったところで2羽は別々の方向に飛んでしまいました。一瞬のできごとでした。
 カワセミは2月末あたりから、デートを始めます。だからといってカップルになるとは限りません。この場所にはオスが2羽いたはずで、オス同士がバトルをやって1羽を追い出したのでしょうか。いまでも3羽が入り乱れているのでしょうか。残念ながら細かなことはわかりません。試し掘りを始めてくれるといいのですが。
 1枚目の2羽が並んだ写真の左がメス、右がオスです。
 2枚目は、桜の枝にとまったメスです。芽が膨らんできました。
 3枚目は、桜の枝にとまるオスです。
 4枚目は、葦にとまるオスです。
 オスは嘴の上と下とも真っ黒です。メスは下の嘴が赤いので、すぐ区別がつきます。
 
早春のカワセミ

早春のカワセミ

早春のカワセミ

早春のカワセミ

水温む2015/03/13

 カルガモがの~んびり羽を繕っていました。水に寝そべるような格好です。厳しい寒さを乗り越えて、カルガモもホッしているにちがいありません。長閑なひとときです。
 
カルガモ

カルガモ

カルガモ

カルガモ

カワセミ飛んだ2015/03/14

 黒目川のカワセミ。枝にとまっているところを発見したのはいいけれど、完全な逆光。おまけに背景がごっちゃごちゃ。順光側に回り込む余裕もなさそうなので、撮れるだけは撮ってみたものの、やっぱりきれいじゃない! せっかく飛んでくれたのに…。1枚だけ順光で撮れました。
 
カワセミ

カワセミ

カワセミ

カワセミ

ミソサザイに沸く2015/03/15

 東久留米はいま、ミソサザイに沸いています。ある人が発見し、それがみんなに伝わって、ちょっとしたブームです。といっても、アマチュアカメラマンだけの話ですが。
 どういうわけかミソサザイは、カワセミのオスとメスとが仲良くなりかけたころに発見されます。真冬の時期からいるはずなんですが、早春に見つかります。この時期はカワセミのデートを撮ろうとする人が増えるために、ついでにミソサザイに気づくのかもしれません。
 出没する場所はだいたい決まっているので、待つことにしました。3時間、4時間待っていても見ることができなかった人もいるので、気長に構えるしかありません。待つこと30分ほど、川の上流から小さな鳥が飛んできて、葦の茂みに隠れました。大きさといい、赤茶色の体といい、ミソサザイに間違いありません。運がいいです。
 何分待てば出てくるか。どこから出てくるか。入った場所から出てくることはほとんどありません。茂みの中を移動しているからです。下流に向かっていることは確実なので、目星をつけて待ちます。せわしなく動く鳥なので、姿が見えたらすぐにシャッターを切らなければなりません。
 なんとか撮ったのが下の写真です。トリミングをしたので、画質が悪いです。尾をぴょこんと立てるのが特徴です。チョイチョイという地鳴きは聞こえましたが、チュリリリリーという囀りはありませんでした。
 ミソサザイは山の渓流にいる鳥で、美しい声で鳴きます。冬場に里へ降りて来て、春になると山に帰ります。スズメ目ミソサザイ科の鳥で、体長は11cmしかありません。日本でもっとも小さい鳥の一つです。14cmのスズメより小さい。
 『山と渓名前図鑑 野鳥の名前』によれば、人を恐れず人家のまわりの溝にも現れるので「みそ」。「サザイ」は「小さな鳥」の意味だそうです。鳥の色が赤味噌のようなので、「小さな赤味噌」という意味でも面白いと思いますが、なんの根拠もありません。昔は家の中にも入ってくる鳥だったので、「味噌を食べに来る」という理解もあるようですが、『野鳥の名前』の著者は「納得できない」と書いています。
 
ミソサザイ

ミソサザイ

ミソサザイ