オイカワの産卵も始まった2015/05/10

 黒目川の浅瀬を見ていたら、婚姻色に染まったオイカワのオスを発見しました。2匹のオスが縄張り争いを演じていました。ということは、産卵も始まっているにちがいない。腰をすえて眺めていることにしました。
 産卵は、オスの下にメスが入り込みます。ここで別のオスが邪魔に入ると、オス同士の追いかけっこが始まってしまいます。別のオスを排除して、再びオスが動きを止めると、メスが入り込みます。オスとメスのリズムが合うと産卵が始まり、2匹の後ろにメスが並びます。オスが砂を巻き上げるころが最高潮。だいたいこの辺で、別のオスが邪魔に入ります。
 今回は、いかにも産卵中という写真は撮れませんでした。まだ淡泊な感じがします。産卵の態勢には入るんですが、短時間で終わっていました。
 オイカワのオスに現れる赤、青、緑色の色班は、光に当たると輝きます。サギが婚姻色のオイカワをくわえたとき、それがよくわかります。オスの顔には白いぶつぶつも出てきます。「おい星(ぼし)」というそうです。
 私の知り合いの釣り人たちは、婚姻色に染まったオスを「韋駄天」と呼んでいます。
 
オイカワの産卵

オイカワの産卵

オイカワの産卵

オイカワの産卵

オイカワの産卵

見せびらかすカワセミ2015/05/10

 チチチッと鳴いたので、慌てて川をのぞきこみました。カワセミが飛んできたことはまちがいなし。どこにいるのか、それが問題です。土手の枝をざっと見ましたが、みつかりません。目を川の真ん中に向けると、石の上にいました。オスです。運がいいことに、魚をくわえています。オイカワでしょうか。
 カワセミを刺激しないようにこっそり写真を撮っていると、これみよがしに魚を持ち上げています。どうだ!俺が捕ったんだぞ、といわんばかり。早く食べればいいのに、何度持ち上げれば気がすむんだろう。毎回、これくらいの魚が捕れれば申し分ないですね。喜ぶ気持ちもわかります。
 
魚を捕ったカワセミ

魚を捕ったカワセミ

魚を捕ったカワセミ

魚を捕ったカワセミ

魚を捕ったカワセミ