ツバメのびっくり事実2015/05/22

 毎日利用している東久留米駅(西武池袋線)で、ツバメが子育てをしています。ずっと卵をあたためていたのですが、最近は親の出入りが激しくなってきました。ヒナが孵ったのかもしれません。ときおり、親が中をのぞくような格好をします。しかし、餌を運んでいるようにも見えません。
 巣を見ていただくと、色が違っていることがわかります。上部は茶色いのに、下部はしろっぽい。これは、昨年の巣を利用して修復したからです。ツバメは再利用が得意で、前年に引きつづき同じ番(つがい)が使うこともあるそうです。写真のツバメは、どういう経緯でこの巣にいるのでしょう。言葉が通じれば聞いてみたいものです。
 昨年は、駅の3カ所で子育てを確認したものの、すべてカラスに襲われました。写真のツバメがその記憶を持った個体なのかどうか。いずれにせよ、元気に巣立ってほしいですね。巣からヒナが顔を出すようになったら、またお知らせします。
 さて、最近、『ツバメの謎』(北村亘著、誠文堂新光社刊)という本を読みました。中学生くらいから読めてしまう本です。そこに興味津々の事実が書かれていました。一夫一妻と見られているツバメの子に、「つがい外子」とよばれる子がいるというのです。巣の中にいるヒナは、番(つがい)のオスといっしょに育てているメスが産んだ子です。その子のなかに、別のオスと交尾してできた子がいる。DNA調査でわかったそうです。
 出版されてから日が浅いので詳しくは書きませんが、驚きました。一夫一妻の鳥の中で「つがい外交尾」をおこなう鳥は90%をこえているといわれている、とも書いてありました。なぜ、そういうことが起こるのか。興味は広がるばかりです。
 
ツバメ

ツバメ

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