アトリ初撮り2016/12/15

 東久留米市に隣接する清瀬市で、アトリを撮ることができました。このブログで紹介するのは初めてなので、初撮りとしました。
 いろいろな色が混ざった姿が印象的です。雰囲気はホオジロ(体長17cm)
に似ています。群れで生活するので、写真を撮った場所にはかなりの数がいるようです。群れが空に舞い上がるシーンを期待していたのですが、見ることはできませんでした。水を飲みに来たアトリを1羽ずつしか撮れませんでした。
 実は今季、東久留米市にも数十羽の群れが来ています。群れで空を移動している姿を見ましたが、カメラを持っていませんでした。休憩する場所も知っていますが、木のてっぺんにいるので、お腹しかみえません。撮れるチャンスを待っているところです。
 アトリは、スズメ目アトリ科の鳥で、体長16cm。スズメの体長が14cmですから、それよりちょっと大きめ。冬になるとユーラシア大陸から日本に渡って来ます。「花鶏」「獦子鳥」と書いて「アトリ」と読むようです。『日本書紀』や『古事記』『万葉集』にも出てくる鳥です。その『万葉集』から1つ。「「国巡る獦子鳥(あとり)かまけり行き廻り帰り来までに斎(いは)ひてまたね」。この歌は、「アトリの大移動を防人が国を廻るのにたとえている」(『図説 鳥名の由来辞典』)のだそうです。
 それにしても、どうして「アトリ」というのか。『大言海』には「集鳥(あっとり)の略べし」と書いてあるそうな。大群で移動するからでしょうね。
 4枚目と5枚目の写真には、右端にツグミ(体長24cm)が写っています。
《Panasonic Lumix-G6 + 100-300mm》
 
アトリ

アトリ

アトリ

アトリ

アトリ

アトリ