背中に霜載せゴイサギどんが…2017/01/31

 午前7時前。黒目川はまだ暗いです。遊歩道を歩いていると、遠くの橋のたもとから手招きする女性がいます。距離は20mくらいだったでしょうか。
 他の人を呼んでいるのだろうと気にせず歩いていると、女性の動作が大きくなっていきます。周辺を見渡すとだれもいません。私を呼んでいるのか? 人差し指を自分の顔に向けたら、その女性が「うん、うん」と頷いています。腕を自分の後ろに向けて、「何かがいる」といっています。私がカメラを持っていたので、教えてくれているようです。
 親指と人差し指で丸をつくると、女性はほっとしたような表情を見せ、橋を渡っていきました。遊歩道を行き来する人はみんな親切です。
 いったい何がいるのだろうか。橋を渡って川を覗くと、コンクリートブロックの上にゴイサギどんがいました。背中に白いものが載っています。霜です。夜中からこの場所で魚を狙っていたことがわかります。
 このゴイサギどん、やおら歩き始めて、ブロックとブロックの間に顔を沈めました。数秒後に顔を上げたときには、嘴にオイカワをくわえていました。みごとです。
《Nikon D7100 + AF-S NIKKOR 70-300mm》
 
ゴイサギ

ゴイサギ

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ゴイサギ

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コメント

_ くさ ― 2017/02/01 21:23

こんばんは。
ゴイサギどんは、相変わらず魅力的ですね(*^^*)♪
いつもはじっと動かないゴイサギどんがやおら歩き始め、しかもオイカワを咥えるところまで近くで見届けられるなんて羨ましいです。
ゴイサギどんの目が黒くかわいいことから、きれいに撮られたこれらの写真が、実は暗めのところなのだというのが想像できます。私だったらきっと、喜びのあまり手が震えることもあって、こんなにきれいに撮れないことは確実です。
それにしても、背中に霜を乗せているだなんて.....、体温自体は高いのに
。鳥というのは、本当に興味深いです。
ところでこのゴイサギどん。飛ぶと後ろ姿は、濃紺の部分がちゃんちゃんこを着ているように、そしてなぜだか角ばった背中に見えます(笑)

_ くさ様 ― 2017/02/02 01:09

こんばんは。
ゴイサギの黒目で明るさがわかる。たしかに、そうですね。
喜びのあまり手が震えるのは仕方ないですね。
ロボットではありませんから。
血が通った人間らしくていいです。
落ち着けと自分に言い聞かせながら撮った写真だから、
愛着もわくし思い出にもなるんでしょうね。
>飛ぶと後ろ姿は、濃紺の部分がちゃんちゃんこを着ているように…。
なるほど! そこまで考えたことはありませんでした。
角ばった印象はないんですが、飛ぶ姿は美しいと思います。

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