見つめ合うカワセミ2023/01/01

 2023年。今年もよろしくお願いいたします。
 コロナ、物価高、軍拡…。「おめでとうございます」といいにくいのがイヤですね。

 人間のそんな気分はどこへやら。カワセミのメスとオスが桃の枝で見つめ合っていました。左がメスで右がオスです。お互いに伸びたり縮んだりしています。もちろん、いつでも見つめ合っているわけではなく、メスの周りをオスが移動して、近くにいるけれども目と目が合わない時間の方がはるかに長いです。
 この2羽、12月初旬からこんな関係なんです。2羽が揃うのは瞬間的なのですが、このときは長時間、一緒にいました。
 オスがメスに餌を渡す姿を見ることはありません。2月ごろから始まるオスとメスとの駆け引きとは別次元のものではないかと思われます。
 メスは成鳥、オスは若鳥です。まさか、子離れしない親なのか、親離れしない子なのか。それはないですよね。いずれ、この関係は解消するでしょう。
 新年からよくわからない話でした。写真は12月に撮ったものです。
 
見つめ合うカワセミ

見つめ合うカワセミ

手すりが大好き カワセミのオス2023/01/02

 黒目川遊歩道の手すりにとまり、また移動して手すりにとまるカワセミがいます。さらに移動して手すりにとまろうとしたら、人が歩いてくるのが見えて、慌てて対岸に避難していました。実に可愛らしいカワセミのオスです。
 早朝、遊歩道に人が少ないときだけに見られる行動です。どうして手すりが好きなのかはわかりませんが、手すりから川に飛び込んで魚をゲットしたこともあるので、枝代わりに使っているのかもしれません。冷たい鉄でできています。蕊りやすいはずですが、ぴたりと着地するところがみごとです。
 
手すりとまるカワセミ

手すりとまるカワセミ

飛び立つダイサギ2023/01/03

 午前8時半すぎ、黄金に光る川面からダイサギが飛び立ちました。手前の川面がブルーだったので、2つの色を上下で分けて、ダイサギが動くのを待ちました。小金の水面は静、ブルーの水面は動。ダイサギも動。しかし、目で見たときはもっときれいだったのに!
 
飛び立つダイサギ

飛び立つダイサギ

飛び立つダイサギ

飛び立つダイサギ

ちょい飛びのキセキレイ2023/01/04

 黒目川の浅瀬にキセキレイ(黄鶺鴒)がいました。黄色と茶系でまとまっていて、とても美しい鳥です。ちょっとだけ飛びながら移動していました。
 黒目川には、キセキレイのほか、ハクセキレイ、セグロセキレイの3種類のセキレイがいます。いちばん数が多いのはハクセキレイです。数は減りますが、四季を通じて見られるのは、ハクセキレイとセグロセキレイです。キセキレイは秋から春にかけて見ることができます。夏場は渓流に行ってしまうようです。
 3種類のなかでいちばん気が強いのは、キセキレイではないかと思います。一度、カラスを追いかけているところを見ました。
 
キセキレイ

キセキレイ

キセキレイ

突然あらわれたバンの幼鳥2023/01/05

 午前7時すぎ、対岸にバンがあらわれました。人がいないと思って出てきたら、変なおっさんがいるので、あわてて駆け抜けました。水草の上をすたこらさっさ。おっさんも慌ててカメラを構えたものの、まだ暗くてシャッタースピードが上がりません。撮るしかないので、流し撮りのような格好になりました。
 この写真は元日に撮りましたが、それ以来、バンの姿を見ていません。この場所にいるのかいないのか。たぶんいるのでしょうが、かなり神経質なのかもしれません。嘴から額にかけてまだ赤くないので幼鳥です。春には真っ赤になるでしょう。その姿を見たい。
 バンは、ツル目クイナ科の鳥で、体長は32cm。だいたいハトくらいの大きさです。脚が大きいです。留鳥です。以前は、黒目川でヒナを育てた個体もいました。しかし、晩秋から冬、そして春にかけて見ることが多いいです。
 
バンの幼鳥

バンの幼鳥

バンの幼鳥

バンの幼鳥

朝日を浴びるカワセミ2023/01/06

 快晴の朝、午前8時すぎ。カワセミが、桑(たぶん)の細い枝にとまりました。この時間ならまだ太陽の位置が低いので、影がいい感じに写ります。本当は、カワセミに上を向いてほしかったのですが、ずっと川面をにらんでいました。視線が下向きなので、そこは残念。飛び込みも撮ったのですが、ピントが合っていませんでした。
 カワセミというのは、同じ枝にとまることが多いです。この枝もその1つ。枯れた葉っぱが季節を教えてくれます。
 
朝日を浴びるカワセミ

朝日を浴びるカワセミ

朝日を浴びるカワセミ

どっしり構えたアオサギ2023/01/07

 早朝、黒目川の真ん中にアオサギがいました。どっしり構えたアオサギは美しい。魚はもちろん、蛙やヘビ、トカゲ、ネズミなど何でも食べてしまう鳥とは思えない上品さ。首から下の模様もすばらしい。アオサギ模様のネクタイとして売り出したら売れるかなあ。
 
アオサギ

アオサギ

アオサギ

アオサギ

ピンクの花をついばむカルガモ2023/01/08

 日没のちょっと前、カルガモがピンクの花をついばんでいました。護岸を覆う感じで花が咲いています。カルガモはひょいと背伸びをして花をむしり取っています。おもしろかったのは、花を食べたあと、必ず水を飲んでいたことでした。花がぱさぱさなのか、それとも苦いのか。花を食べては水を飲むを繰り返していました。お腹がちゃんぽんちゃぽんにならないのだろうか。
 この花は、ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)のように見えるのですが、確たることがわかりません。ヒメツルソバだとすれば、花期は長く、春から晩秋といわれています。しかし、冬になっても道端で花を見ます。寒さにも強いようです。明治のころ、ヒマラヤからロックガーデン用に持ち込まれた植物のようです。
 
土手の花をついばむカルガモ

土手の花をついばむカルガモ

土手の花をついばむカルガモ