初秋の光とアキアカネ2023/09/24

 黒目川を飛んでいるアキアカネ。涼しくなってきたら遊歩道の手すりにとまるようになりました。並んで翅を休めています。川面が輝いていたので、アキアカネと重ねてみました。こういうときは、コンパクトデジタルカメラが便利に使えます。
 
アキアカネ

アキアカネ

アキアカネ

アキアカネ

ギンヤンマの連結産卵2023/09/10

 黒目川にはギンヤンマが飛んでいます。ゆったり飛んで、行ったり来たりするのですが、これがなかなか撮れません。いつか撮りたいなと思っていたら、オスとメスが連結して飛んでいました。飛ぶスピードもゆっくりしています。チャンスだと思ってカメラを構えたら、水面に浮いている草にとまりました。
 前にいるのがオスで、後ろにいるのがメスのはずです。メスは、水の中に腹部を沈めています。ということは産卵のようです。交尾しているのなら、メスは腹部をオスの腹部前端にまわして、円を描く形になるはずです。今日の姿はこれとは違う。メスは飛びながら腹部先端を水にチョンチョンとつけて産卵するのではなかったか? 写真を撮りながら頭の中が混乱しました。
 自宅に戻ってネットを調べてみたら、連結産卵というのがあることを知りました。なるほど、それなら理解できます。黒目川で珍しいものを見せてもらいました。
 
ギンヤンマの連結産卵

ギンヤンマの連結産卵

ギンヤンマの連結産卵

ハグロトンボの交尾と産卵2023/09/03

 久しぶりに落合川にいってみました。偶然ですが、ハグロトンボの交尾と産卵を見ることができました。東京では絶滅の危険が高いといわれているトンボなので、世代から世代へと生き抜いてほしい。そして、どこでも見られるようになってほしいです。幸い、東久留米市では、落合川と黒目川などで見ることができます。見た限りでは、落合川では減り気味で、黒目川では数は少ないけれども広範囲にいるなあ、という感じです。黒目川で見る機会は増えている感じがします。きちんと調べてみないといけないのですが…。
 ちなみに今夏、ギンヤンマはたびたび見ましたが、オニヤンマは1回しか見ませんでした。サナエトンボはたびたび見ました。シオカラトンボ・ムギワラトンボもよく見ました。いま、黒目川ではたくさんの赤トンボが飛んでいます。アキアカネでしょうか。
 
ハグロトンボの交尾

ハグロトンボの交尾

ハグロトンボの交尾

トンボにからかわれたアオサギ2023/08/06

 川岸の魚をねらおうとしていたアオサギの目の前にトンボが飛んできました。一瞬、体を沈めたアオサギは、口を開けて食べる気満々です。しかし、トンボの方がどこ吹く風で、ひらりひらりと飛び去っていきました。アオサギはトンボにからかわれたのでしょうか。
 さてこのトンボ、オニヤンマのように見えます。この辺りにはサナエトンボという、オニヤンマに似た小型のトンボもいます。アオサギの顔と比べるとかなり大きそうなので、オニヤンマだろうと思います。
 
トンボにからかわれたアオサギ

トンボにからかわれたアオサギ

トンボにからかわれたアオサギ

ハグロトンボも美しい2023/07/14

 夏になると落合川でハグロトンボを撮るのですが、今年は黒目川で撮りました。きれいな川面の上にハグロトンボがいたので、光の反射も入れながらシャッターを切りました。ひらひらと舞うところも撮りたかったのですが、うまくいきませんでした。
 5月の半ばには飛んでいるところを見たような記憶があるのですが、たくさん見られるようになるのは7月から8月です。黒目川のハグロトンボは、少しずつ増えているような気がします。群れ飛ぶような状態ではありませんから、気づかないことが多いかもしれません。東京では絶滅危惧2類(絶滅の危機が増大している種)に指定されているようです。
 葉っぱにとまったり枝にとまったりします。翅をぴたっと重ねていることが多いのですが、とまった直後に翅を開くことが多いので、そこをねらって撮るのも楽しみの1つ。写真の個体は、胴体が光沢のある緑色なので、オスだと思います。メスは光沢のない黒褐色です。翅は黒く見えますが、光の当たり方によって茶色に見えるときがあります。
 
ハグロトン

ハグロトン

ハグロトン

ハグロトン

ハグロトン

手すりにとまったアキアカネ2022/10/03

 きょうは一日中、曇っていました。時期と天候がマッチしたからでしょうか、トンボが黒目川遊歩道の手すりにたくさんとまっていました。手でつかまえることができました。人が多数行き来しているのですが、よっぽど近づかない限り飛び立ちません。飛び立っても、また手すりに帰ってきます。
 たぶんアキアカネだと思います。このトンボは、この時期になるといっせいに手すりにとまります。短期間だと思いますが、このあと晴れれば夕焼けの川を飛び回り、翅を黄金に輝かせてくれると思います。その写真は、なかなか撮れませんが。
 
手すりにとまったアキアカネ

手すりにとまったアキアカネ

手すりにとまったアキアカネ

手すりにとまったアキアカネ

落合川のハグロトンボ2022/08/03

 東久留米市を流れる2大河川、黒目川と落合川。久しぶりで落合川に行ってみると、あちこちにハグロトンボがいました。私の撮影ポイントは、例年より数が少なく、さびしい思いをしました。それでも黒目川に比べて近くから撮れるので、落合川の方が撮りやすかったです。でも、きれいに撮れませんでした。再挑戦しないといけませんね。
 1枚目の写真で、画面の上にいるのがオスで、下にいるのがメスです。メスは卵を産み付けているようです。2枚目以降は4枚目がメスです。
 
ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ

ハグロトンボ

今年も出合えたサナエトンボ2022/08/02

 黒目川遊歩道の黒い手すりに、黒と黄色のトンボがとまっていました。日陰で休んでいたようです。日向の手すりは焼けるように熱くなっていましたが、日陰の手すりは安心してとまれます。
 一見、オニヤンマに見えますが、サナエトンボの仲間だと思います。オニヤンマがとまるときは、地面に対して垂直になります。縦にとまる。しかし、サナエトンボは地面にたいして平行になります。オニヤンマより小さいです。ネットなどで調べてみると、オナガサナエではないかと思います。オスは胴体の先端が大きく膨らむので、写真の個体はメスかなと思っています。確信はありませんが。
 さて、このトンボ、毎年夏になると必ず、遊歩道の手すりにとまっているところを見ます。警戒心が薄いのが特徴で、カメラをどんなに近づけても逃げません。ちょっと触れた程度でも逃げません。顔を左右上下に動かしますが、逃げようとしません。今回は、わざと胴体にさわってみました。嫌がって飛び立ちはしましたが、再び元の場所にとまりました。写真としては代り映えしませんが、恒例行事みたいなものなので、紹介してみました。
 
サナエトンボ

サナエトンボ

サナエトンボ

サナエトンボ

サナエトンボ