獲物を持つツミのオス2013/07/11

 久しぶりにツミを見ました。きょうもダメかと諦めかけていたときでした。頭上を横切る鳥がいました。かすかに鳴き声がしたので、ツミのオスとわかりました。枝にとまった姿を見ると、獲物をもっています。キュンキュンと鳴いてメスを呼んでいます。メスに獲物を渡したいようです。遠くから1回だけ、メスが鳴きました。しかし、姿を見せません。オスは獲物を食べるでもなく、枝から枝へ移動をくりかえし、ついには獲物を枝の上に置いて、別の枝に飛び移ってしまいました。メスが来たら渡そうと思っているのでしょうか。ここで私は時間切れ。駅に向かいました。
 
獲物を持つツミのオス

獲物を持つツミのオス

獲物を持つツミのオス

お腹を見せたツミのメス2013/06/29

 小型の鷹、ツミ。メスが桜の枝で羽繕いをしていました。お腹の毛が真っ二つに割れ、赤いお腹がよく見えます。片足で体をしっかり支えています。オスも同じことをやりますが、ここまではっきりお腹を見たのは初めてでした。リラックスしていたのでしょう。4枚目の写真では、片足をお腹に入れています。
 
ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス

獲物を食べるツミのメス2013/06/23

 昨日はツミのオスを紹介しました(こちらから)。今日はメスです。目は黄色く、表情も猛禽らしい猛々しさがあります。体もメスの方が大きいです。鋭い目が魅力です。この目に射すくめられたら、オスはエサを運び続けざるをえないでしょう。反抗できるような目ではありません。お腹の縞模様も猛禽らしさを増幅しています。オスにはここまでの縞はありません。
 昨日のオスと今日のメスは、番(つがい)です。この夫婦の卵を50羽を超えるカラスの大群が襲って食べてしまいました(詳しくはこちらから)。しかし、番は子育ての努力を続けています。
 
ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス

メスを呼ぶツミのオス2013/06/22

 獲物をつかんでメスを読んでいます。ピョウー、ピョーと優しい声で鳴きますが、表情は厳しいです。小型の鷹、ツミは子育ての準備に入るとオスが獲物をとらえて、メスに渡します。メスが遠くでキョッキョッキョッキョッキョーと鳴きました。オスからメスに獲物を渡す瞬間が見られるかもしれないと期待したのですが、残念ながらメスは姿をみせませんでした。
 オスは獲物を持って高い枝に移動して、少し食べました。そして獲物を木の股に残し、どこかへ飛び去りました。ツミには一時的に獲物を隠しておく習性があるのかもしれません。
 赤い目をしたオスは、どことなく優しい顔をしています。メスにせっせとエサを運ぶ姿は、見ていて頭が下がります。
 
ツミのオス

ツミのオス

ツミのオス

ツミのオス

獲物に食らいつくツミのオス2013/06/05

 昨日に続いて、幸運にもツミ(小型の鷹)にあえました。きょうはオスです。昨日のメスと比べると、目が赤く、体も小振りです。キジバトより小さい。
 そのオスが、枝の奥から獲物を持ち出して食べ始めました。メスよりおっとりした顔立ちとはいえ、獲物に食らいつくところは猛禽ならではの姿です。
 遠くでメスが鳴きました。カラスの大群に巣を襲われたツミの番は、子育てを成し遂げるべく、再び行動を開始しているのかもしれません。
 
ツミのオス

ツミのオス

ツミのオス

ツミのオス

悲劇のツミに再会できた2013/06/04

 カラスの大群に巣を襲われて、抱いていた卵をすべて失った小型の鷹、ツミの番(詳しくはこちら)。5月25日の悲劇から10日、やっと巡り合うことができました。
 遠くからかすかに鳴き声が聞こえました。立ち止まって数分、待ちました。再び鳴き声が聞こえました。間違いありません。鳴き声の方向に雑木林があります。そこまで行って、しばらくたたずんでいました。枝に動くものがあります。ツミです。静かに近寄ってメスであることを確認しました。元気です。
 何度かシャッターを切りったところで、ツミは飛び立ってしまいました。どこかにオスがいるのかもしれません。私も時間切れ。近いうちにまた合えつかな?
 
ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス

交尾するツミ だが…2013/05/30

 ツミの交尾です。4月24日に写真を撮りました。上にいる赤い目がオス、下にいる黄色い目がメスです。交尾は瞬間的におこなわれるのでシャッターを切るタイミングを外してしまうのが常ですが、今回はなんとか撮れました。
 ツミは小型の鷹で、オスはキジバトより小さいです。メスの方が体が大きく、猛禽らしい表情をしています。
 さて、交尾をすれば卵を抱き始めます。そこで悲劇が起きました。
 5月25日午前、カラスの大群に巣が襲われて、卵が食べられてしまいました。その事実を知ったのは26日でしたが、ツミが不憫でたまりません。
 25日の朝、ただならぬ雰囲気は感じていました。仕事に出かける途中、ツミの巣の近くを通りました。このとき、巣とは別の所でツミが激しく鳴いていました。辺りには10羽を超えるカラスがいました。ツミが危険を察知して鳴いていることはすぐにわかりました。心配しながら駅に向かいました。もうすぐヒナがかえるはずでした。
 カラスは50羽ちかくいた、という話をききました。そんなにはいなかった、という話もあります。正確な数はわかりませんが、大群で組織的に襲ったのことは確実です。いくら猛禽のツミとはいえ、小さな2羽で大きなカラスの大群を相手に奮闘するにも限りがあります。居合わせた人たちがカラスを追い払おうとしたそうです。
 26日の夕方、ツミの姿を見ました。新しい巣をつくろうとしている、という話も伝わってきました。再び卵を抱いてくれるだろうか…。
 
交尾するツミ

交尾するツミ

ツミよさらば2012/07/26

 東久留米市内で営巣していたツミ(日本でいちばん小さな鷹)が、若鳥3羽とともに姿を消しました。山に行ったのでしょう。もぬけの殻になった巣だけが、高い枝に残されています。若鳥は一人前の大人になってくれるだろうか。親でも子でも、来年また帰ってきてほしい。早いときは2月に姿を現します。待ってるからね。
 写真は、獲物を食べるメス親です。鋭い目が魅力です。
 
ツミのメス

ツミのメス

ツミのメス