木の実を食べるツグミ2011/01/11

 ツグミがなぜだかたくさんいます。ツグミというのはたいして群れもせず、地面を歩いているものだとばかり思っていました。ところが、この冬のツグミは、数十羽の群れをつくって木にいます。柿やネズミモチの実を集団で食べていて、たくさんあったカキの実は食べ尽くされてしまいました。ムクドリ、ヒヨドリ、メジロ、スズメなども食べたのですが、ツグミは他を圧倒する勢いです。
 私が持っている野鳥図鑑には、「真冬には平地の河原や農耕地などの開けた場所に単独でいる」と書いてあります。別の図鑑には、「木の実やカキなどの果実もよく食べる」とあるので、食べ物としては合っているようです。さらに別の図鑑では、「時には30羽近くのツグミの群が、ムクドリの群れに混じって餌を探す光景は本当に見事である」といっています。やっぱり群れるんですね。
 それにしても不思議なのは、カキもネズミモチも毎年実がなるにもかかわらず、ツグミが群れていたのを見たことがないんです。実が熟すの時期が遅かったので、餌のない時期に餌がある格好になり、地上に下りているはずのツグミが木にいるのでしょうか。猛暑との関係はないのか。よくわかりません。そういえば、群れている写真を撮っていませんでした。これから撮れるかなあ。

ネズミモチの実を食べるツグミ

ネズミモチの実を食べるツグミ

ネズミモチの実を食べるツグミ