梅にメジロ2011/02/08

 咲き始めた梅の花にスズメやメジロがきて、蜜を吸っています。スズメが十数羽、メジロが2羽。どっちを写真に撮ろうかな…。やっぱりメジロでしょうね。
 ところがまあ、ちょこまか動かれてしまって、追いかけるのに必死でした。しかも高いところにばかりとまります。見上げて撮るので、メジロの色がうまく出ません。首と肩が痛くなって、そこそこでやめてしまいました。
 もっと花が咲いて、メジロが低い位置にいるときに再挑戦します。

梅にメジロ

梅にメジロ

梅にメジロ

カワセミの飛び出し2011/02/08

 藪の中から「ジジッ、ジジッ」という鳴き声がしました。ウグイスの地泣きです。この鳥は藪の中を動き回るので、なかなか写真が撮れません。早く姿を見せてくれないものかと待っているところに、川上からカワセミが飛んできて、近くの枯れ枝にとまりました。関心が一気にカワセミに移り、レンズを向けました。
 メスのカワセミです。川面を見下ろしているので、魚をねらっているようです。私の位置からは川面が見にくいので、飛び出した瞬間をねらうことにしました。露出とピントを合わせたまま、じっと待ちます。カワセミは横を見たり上を見たりしていますが、視線は川面に戻ります。必ず川に飛び込む。根比べです。だいたい、ファインダーから目を離したときに飛び込まれてしまうので、我慢するしかありません。たまにシャッターを押して、タイミングを合わせます。飛んだ! ちょっと遅かった。

カワセミ

カワセミ

まるモズさん2011/02/08

 黒目川にまるまっちいモズのメスがいます。人が近寄っても静かにしていれば、知らん顔をしています。嘴の鋭さに反して体つきがまるいので、精悍さを感じません。つぶらな目も手伝って、妙にかわいいです。
 モズは百舌と書きます。いろいろな鳥の鳴き声をまねるところからきているそうです。山渓ハンディ図鑑『日本の野鳥』には、「春先や小春日和につぶやくようにメジロ、ウグイス、コジュケイなど、他の鳥の鳴き声をまねて歌っていく」と書いてあります。
 とらえた獲物を木の枝に突き刺す、モズの「はやにえ」は有名です。突き刺した獲物の場所をどこまで覚えているんでしょうか。
 「はやにえ」については、昔話があります。柳田国男の『野鳥雑記』に紹介されています。
 モズは友人のホトトギスに昔から借りがありました。借りを返すためにカエルなどをとって枝の先に突き刺しておくのだそうです。ホトトギスはモズに催促して、トッテカケタカと鳴く…。
 昔ホトトギスは馬の沓をつくる職人でした。モズはその友人の馬方でした。ホトトギスがつくった沓を借り倒して代金を払うのを怠ったモズは、今もって虫類をとってきて枝に串差しにしてホトトギスに餌を供している…。
 昔話に出てくるモズの「はやにえ」は、ホトトギスへの罪滅ぼしでした。この苦行はいつまでつづくのでしょうか。

モズのメス

モズのメス

モズのメス