計画停電(輪番停電)パート3 帰宅2011/03/15

 計画停電で電車の運行が不安定だったため、2時間半かけて自転車出勤しましたが、帰りは2時間で自宅に着きました。出勤時は、花を見たり、ビルを見たりといろいろ刺激がありました。しかし、帰りは夜間。眺めるものもないので、ノンストップで走りました。筋肉通になりそうです。
 15日の停電はどうなるのか。午後11時半をすぎても、よくわかりません。結局、朝になってみないとわからないようです。もう自転車に乗る元気はなし。バスを乗り継いででも行こうかと思っているところです。明日は寒くなるという予報なので、自転車は辛そうだし…。
 いま、NHKのニュースが、西武池袋線の運行方針を伝えました。14日も13日と同じです。池袋に近いところは動きますが、東久留米は終日動きません。とはいえこれも計画で、東電が停電の方針を変えれば動く可能性もあります。やっぱり明日になってみないとわからない。
 原発に依存した広域の電力供給体制がいいのかどうか。考えてみる必要がありそうです。
 写真は、東久留米駅に展示されていたものです。13日に撮りました。「アルバムに残っていた関東大震災の記録」という題名がついています。偶然でしょうが、つい見入ってしまいました。

駅の展示

どうしているかジョウビタキ2011/03/15

 11日に起きた大地震以来、鳥を撮っていません。黒目川にいたジョウビタキたちはどうしているだろうか。ダイサギやコサギ、カワセミは、相変わらず飛んでいるのだろうか。
 写真は地震前に撮ったジョウビタキのオスです。「写真上」はふっくらしていますが、「写真下」は、やせて見えます。別の個体です。とまり方によっても太って見えたり細く見えたりします。またゆっくり鳥を撮りたいものです。
 とはいえ、カメラを持つ気分になりません。万人単位の死者、生きるだけで苦労している多数の人々、福島原発の恐怖、友人を失った同僚の顔…。日がたつにつれ、未曾有の地震だった事実が迫ってきます。

ジョウビタキのオス

ジョウビタキのオス

計画停電(輪番停電)パート4 線路内立ち入り2011/03/15

 前日、往復4時間半の自転車出勤で疲れ果て、バスでどこかの駅に出ようとバスを待つも、間引き運転でいつくるか知れず。仕方なく東久留米駅に出てみると、西武池袋線が動いていました。自宅で西武のHPを確認したときは、池袋駅に近い駅までしか動いていなかったのが、池袋―小手指間で動いていました。これはありがたい。改札を通ると、運行表示に各駅停車の「池袋行き」が出ています(写真上)。やっぱり動いている!
 ホームで電車を待っていると、駅員が赤い旗を持って階段を駆け下ってきました。駅を走り、線路に下りた駅員は、赤い旗を左手になびかせて、池袋方面に行く線路の中を走って生きます。視線の向こうには、線路を歩く人の姿が! 電車が終日止まっていると思っているのか、荷物をもってスタスタ前に進んでいます。男性か女性かはわかりません。小手指方面行きの電車が駅手前で停車し、その電車の後ろにもう1編成の電車が止まっています(写真中)。
 池袋行の電車がそろそろ来るころです。駅員はなおも走っています。駅員の声が聞こえたのか、立ち入った人間は、線路の脇に出ました。駅員はなんとか追いついたようです。池袋行の電車が遠くのカーブに見えました。停車しました。なんとか事なきを得ましたが、危ないことこの上ない。
 最近、西武線で「線路に人が立ち入った」といって電車が止まる経験を何度かしています。きょうは、その現場を目撃したのですが、なんでこんなことをするんでしょうか。停電騒ぎで多くの人が困難に見舞われているときでさえ、こういうことをやる。電車は十数分遅れてホームに入ってきました(写真下)。それですんだからいいようなものですが…。

西武線

西武線

西武線

福島原発の放射能汚染 世界が注視2011/03/15

 東京電力福島原子力発電所の放射能汚染について、米スリーマール島事故と同等かそれ以上、という指摘が出始めています。東電や経済産業省保安院による情報提供のあり方も議論されていますが、最大の問題は原発そのものの安全性です。「想定外の被害」などといっているだけではすまないでしょう。世界は、福島原発に注目しています。これまでどおり原発推進を表明している国もありますが、計画を見直す動きも広がっています。
 スポニチネット版によると、中国電力は山口県に計画している上関原発の造成工事を一時中断します。
 日経ネット版は、米国内で原発建設への懸念がたかまってきた、と伝えています。米国では現在、104基の原発が稼働しているそうです。
 同じく日経ネット版は、フィナンシャル・タイムズの記事を紹介。「原子力産業の先行きに対する投資家の懸念増大を受け、原発運営・施設大手の株価も大きく落ち込んだ」とあります。
 ロイターネット版は、「原子力発電所の状況を受け、米議員や環境団体からオバマ政権にエネルギー政策の見直しを求める声があがっている」と書きました。「原子力関連産業の団体、米国原子力エネルギー協会(NEI)によると、現在、向こう15─20年間に建設予定の原子炉20基の営業免許申請を当局が審査中」とも。
 AFPネット版は、ドイツ各地で行われた反原発デモを伝えています。メルケル首相は、「原発の稼働年数を2030年代半ばまで延長する計画を3か月間凍結すると発表した」としています。
 日テレネット版は、ドイツだけでなく、「スイス政府も、新たな原発の建設計画を凍結して安全性を再検討するという」と伝えています。
 日本語総合情報サイト@タイランドは、「タイのアピシット首相は13日、東京電力福島第一原子力発電所の事故がタイの原発導入計画に影響を与えるという考えを示した」と伝えました。別の記事には、「設候補地のひとつである東北部カラシン県では15日朝、環境保護団体や地元住民数百人が原発反対を掲げデモ行進し、カラシン県知事に建設阻止を求める意見書を提出した」とあります。