同じ気持ち2011/03/18

 朝、東久留米駅に向かう途中、橋の上からジョウビタキを見ていました。年配の女性が寄ってきて、「何を見ていらしゃるんですか」と聞かれました。「かわいい鳥がいるんです」と答えると、「あらっ」といいながら川を見下ろしました。ちょうど鳥が舞ったので、「まあ、きれい!」と声をあげました。オスのジョウビタキなので、オレンジ色と茶色が日光にあたって際立ちました。「地震だ津波だ、原発事故だと気持ちが滅入っていたところに、きれいなものを見せていただいて、心が和みました。教えていただいてありがとうございます」といわれてしまいました。みんな同じ気持ちだな、と思いました。コンパクトカメラしか持っていなかったので、残念ながら写真は撮れませんでした。
 今日は道行く人から、ずいぶん声をかけられました。別の場所でも、ジョウビタキのオスを見ていたときに、「あの鳥はなんですか」と聞かれました。ゴイサギとダイサギを見ていたときにも、2人から「鳥の名前を教えて」といわれました。
 鳥の名前を聞かれることはよくあることですが、ほんの30分ほどの間にこれだけ声をかえられることも珍しい。
 「写真上」は、自宅近くで撮った草。「写真下」は節電でストップしている東久留米駅のエスカレーター。

小さな葉っぱ

節電で止まったエスカレーター

空を見上げるシロハラ2011/03/18

 地震が起きる前に、埼玉県で撮ったシロハラです。はじめは、ツグミが歩いているのかなと思ったのですが、よく見るとシロハラでした。何を考えていたのか、空を見上げていました。一歩近づこうと足を踏み出したところで飛ばれてしまいました。それでも遠くにはいかず、木の枝にとまってくれました。
 シロハラもツグミの仲間で、体長は25センチ。ツグミより1センチ大きい。ツグミは北海道・東北にもいますが、シロハラはいないようです。

シロハラ

シロハラ