やっと出合えたツミ2011/03/28

 だいぶ以前から、ツミの番が来ていることは聞いていたのですが、やっとそのツミに出合えました。電柱にとまって日向ぼっこをしていました。目が黄色いのでメスです。目が赤いオスを探しましたが、見つけられませんでした。ツミは、「ヒョウーヒョウー」というのか、「ピョーピョー」というのか、「キョーキョー」というのか、特徴のある鳴き方をするので、鳴いてくれればすぐにわかります。
 図鑑には「留鳥として四国以北に分布するほか、全国に冬鳥として渡来する」とありますが、東久留米でツミといえば、早春から夏にかけての鳥です。3年間続けて営巣しました。今年も子育てしてくれれば、4年連続になります。ヒナが巣立ちしてもしばらくは留まっていますが、いつの間にか姿を消します。カラスに卵やヒナをねらわれるので、こちらも気が気ではありません。1対1だったらツミの勝ちでしょうが、カラスは複数で攻撃してくるので、あなどれません。ツミの巣の近くに、決まってオナガが巣をつくります。オナガのカラス対策のようです。
 ツミは、日本産のタカの中のなかでは最小です。昔は「コタカ」とも呼ばれていたようです。れっきとした猛禽ですが、大きさはキジバトよりちょっと小さめ。なんだハトかと思ったらツミだった、なんてこともあります。1980年代に入ってから東京や関東地方の市街地で繁殖するようになりました。小鳥が多いからのようです。スズメ、ハト、セキレイ、シジュウカラなどでしょうか。

ツミのメス