番(つがい)のツミ2011/05/04

 ツミの番は、巣を放棄して、新しい巣を作り始めました。何が原因だったのかはわかりません。新しい巣は、放棄した巣から直線で200~300メートルほどのところです。無事に卵を産み、ヒナがかえしてほしい。カラスの襲撃さをはねのけて、大きくなってほしい。
 「写真上」は、獲物を持って来たオスです。「写真中・下」の2枚は、オスからもらった獲物を食べるメスです。

ツミのオス

ツミノメス

ツミノメス

水田のダイサギ2011/05/05

 埼玉県の水田で撮ったダイサギです。オレンジの嘴が黒に変わり、嘴の付け根が緑になっています。もっと近寄って撮りたいのですが、移動がままならず、近づこうとするれば飛び去られてしまう状態でした。黒目川に来てくれれば、もっと近くで撮れたのに…。ということで、風景の中に鳥を入れ込みました。

ダイサギ

チュウサギがいた!2011/05/05

 この写真も埼玉県の水田で撮ったもの。コサギだとばかり思いながら接近してみると、どうも雰囲気が違います。近づいてみると、コサギより大きい感じです。しかし、ダイサギほどでもない。嘴は黒っぽいのに、嘴の付け根と目が黄色い。チュウサギかもしれないと思いながら、撮りました。
 図鑑などで調べてみると、やっぱりチュウサギだと思われます。決め手は、「アイリングは黄色」「口角は目の後方を越えない」です。簡単にいえば、口の割れ目の最後が目の後ろ側より前にある、ということ。ダイサギは目の後ろ側より奥に切れ込んでいます。
 チュウサギを見たのは、初めてでした。どうして黒目川に来てくれないのでしょうか。

チュウサギ

チュウサギ

飛び上がるチュウサギ2011/05/05

 埼玉県の水田で撮った写真の続きです。レンズを向けているときに飛び上がってくれたので、これ幸いに撮らせてもらいました。飛び出すタイミングはコサギとほぼ同じ。きれいな羽をしていました。チャンスがあれば、また撮りに行きたいと思っています。

チュウサギ

チュウサギ

コサギが座った?!2011/05/06

 昨日はダイサギとチュウサギを紹介したので、今日はコサギを見ていただこうと思います。黒目川でのできごとです。初見が2度もあると、うれしくなります。
 一生懸命に羽を繕っていたコサギ君。何を思ったのか、突然、膝を折って座り込みました(写真上)。あな珍しや。こんな格好は、初めて見ました。楽なのでしょうか。コサギ風「正座」といったところです。
 それだけではありません。今度は、寝そべってしまいました(写真下)。卵を抱いているわけでもないのに、何を考えているのでしょうか。この格好も、初めて見ました。手すりがあるとはいえ、数メートル先には人間がいます。人が手すりを乗り越えてこないことを知っているようです。
 このまま動きそうにないので、立ち去りかけたところ、下流から低空でカワウが飛んできました。コサギの頭上を通過したとたん、コサギは立ち上がってカワウの行方を眺めました。その後は座ることもなく、いつものように2本足で立って、川面を見つめていました。魚を目で追っているようです。なのに、追いかける気配はなし。休憩時間と決め込んでいるようでした。

コサギの休憩

コサギの休憩

松の花2011/05/06

 大きな松の木の前を通ったら、新芽のようなものがたくさんついていました。「なんだろう」と思いながら写真を撮りました。葉っぱには見えません。もしかしたら花かもしれない。松だって花を咲かせるよなあ、と。
 ネットで調べてみると、どうやら花のようです。何がオシベで何がメシベなのか、さっぱりわかりません。

松の花

松の花

浜岡原発停止2011/05/06

 菅直人首相が記者会見して、浜岡原発のすべての原子炉を停止するよう中部電力に要請したことを発表しました。大地震後、もっとも意味のある会見かもしれません。
 浜岡原発は静岡県御前崎市にあります。発電施設は1~5号機まであります。このうち1~2号機は運転を終了。3号機は定期検査をしていて停止しています。残る4~5号機が動いています。政府は、3・4・5号機を停止することを求めたことになります。
 浜岡原発は、「世界一危険な原発」といわれ続けてきました。文部科学省の地質調査研究推進本部は、今後30年以内にマグニチュード8.0程度の東海地震が起きる可能性を87%としています。浜岡原発は、東海地震の震源域のほぼ真ん中、もっとも危険な場所にあります。2009年8月には、駿河湾の地震(M6.5)で、浜岡5号機が設計時の想定を超える揺れに見舞われています。M8.0だったらどうなるのか!
 その原子炉を停止する。まっとうな選択だと思います。ただ菅首相は、「防潮堤の建設など中長期の対策が完了するまでの間」といっています。条件つき停止、一時的中止です。ふたたび「想定外」を繰り返さないためには、永久廃炉が必要だと思われます。浜岡は危なすぎます。

メスに貢ぐカワセミのオス2011/05/07

 鳥たちは恋の季節です。雑種ガモのヒナが生まれました。卵を抱いているカワセミもいます。6日に見たカワセミのオスは、メスへの貢ぎ物をくわえていました。
 自転車で黒目川遊歩道をゆっくり走っていると、チィーッと鳴き声がしました。上流からカワセミが飛んできます。運良く、対岸の木にとまってくれました。オスです。自転車にまたがったままカメラを構えましたが、体が不安定です。タイミングを見計らって自転車を降りました。
 ファインダーでねらっていると、川に飛び込みました。一歩遅れて、これは撮れず。嘴に魚をくわえてきます。おやおや、魚の頭を前に向けています。自分が食べるときは、頭を喉に向けます。頭から食べないと鱗がひっかかってしまうので。頭が前を向いているのは、魚をメスに与えるためです。しかし、メスの鳴き声も聞こえませんし、姿も見えません。どこにいるのでしょうか。オスは、魚をくわえたまま、再び上流に向かって飛び去りました。大願成就を祈る!
 写真中央に見える黄色は、カラシナの花です。風で画面の真ん中にきてしまいました。

カワセミのオス