桑の実をつつくカルガモ2011/06/15

 6月初旬のことでした。カルガモが数羽、背伸びをして桑の木をつついています。葉っぱをむしっているのか、実をとっているのか。瞬間芸みたいなものなので、よくわかりません。
 そのうちに、桑の実が下にこぼれました。カルガモは、水を飲むついでに実をパクッと食べてしまいました。どうやら、桑の実をつついていたようです。カルガモも、桑の実を食べるんですね。初めて見ました。
 そういえば、最近、桑の実をゆっくり見ていません。まだ残っているのでしょうか。真っ黒に変色して甘くなっているのか、もう残っていないのか、調べてみようと思います。
 1週間ほど前、落合川の遊歩道から身を乗り出して桑の実を摘んでいる女性を見かけました。口に含んで食べています。思わず、「甘いですか?」と聞いてしまいました。「だいぶ甘くなりましたよ」といいながら、こんな話をしてくれました。
 「毎年、実を集めてジャムにするんです。そういう人がたくさんいて、おいしい実はすぐに摘まれてしまうのよ。私、いつも遅れちゃうの…」
 桑の実を楽しみにしているのは、鳥ばかりではありませんでした。
 

桑の実をつつくカルガモ

桑の実をつつくカルガモ