巣穴を掘るコゲラ2011/07/10

 先日、7月6日、木の幹に穴を掘っているコゲラを紹介しました。9日の朝、再び訪れたところ、相変わらずコゲラが穴を掘っていました。姿は見えませんでしたが、近くで別のコゲラが鳴いているのを聞きました。巣作りのようです。
 穴の奥に顔を突っ込んで、木屑をかき出しています。体の3分の2までは入る穴になっています。もう少し横に掘り進んでから、縦穴を掘ることになると思います。そこまでくれば、卵を産むかもしれません。
 コゲラは、日本列島、樺太、朝鮮半島、朝鮮半島に隣接する中国の一部に生息するの鳥です。日本にいるキツツキの中では最小で、15センチほどしかありません。コゲラは、小型のケラという意味で、ケラはキツツキの古名です。「ギー、ギー」と鳴くので、姿が見えなくてもすぐにわかります。
 
巣穴を掘るコゲラ
 
巣穴を掘るコゲラ

巣穴を掘るコゲラ

巣穴を掘るコゲラ

真夏のハクセキレイ2011/07/10

 落合川の遊歩道を自転車で走行中、白いものが横切りました。姿を追うと、ハクセキレイです。ほとんどのハクセキレイは山にいってしまいますが、ごくたまに残っている個体に出くわします。
 自転車を降りて、鳥を探してみました。土手に舞い降りたように思ったので、下を見ていると、橋げたの下でホバリングを始めました。あわててカメラを構えたものの、すでに遅し。橋の下に隠れてしまいました。諦めて自転車に乗りかけたとき、再びホバリングをしました。シャッターを3回切りましたが、紹介できる写真は1枚だけ。ハクセキレイは、橋げたの中に入っていきました。覗き込んでみましたが、姿を確認することはできませんでした。
 目で見ていたときには気づきませんでしたが、嘴に何かをくわえています。もしかすると、橋の下で子育てをしているのかもしれません。自宅からかなりの距離があるので、何度も見にはいけませんが、機会があったら橋げたを覗いてみるつもりです。
 秋になれば、たくさんのハクセキレイが山から帰ってきます。
 
真夏のハクセキレイ

青空に飛ぶヒバリ2011/07/10

 埼玉県の荒川土手。用事があって近くまでいったついでに寄ってみました。茂みの中から茶色い鳥が飛び出しました。突然だったのでびっくり。スズメより大きいので、なんだろうと思っていると、空の上でチュルリ、ピチュリと鳴きながら飛んでいます。ホバリングのような飛び方で、実によく鳴きます。ヒバリです。
 留鳥か漂鳥なので、四季を通じて日本にいます。といっても、東久留米ではまったく見ません。農耕地や広い川原がないからでしょう。
 ヒバリは万葉集にも出てくる鳥で、「うらうらに照れる春日に雲雀(ひばり)あがり情(こころ)悲しも独しおもへば」などがあります。「雲雀(ひばり)あがり」というのが、この写真にぴったりのイメージ。ただし春ではなく、真夏の空ですが…。 
 
青空に飛ぶヒバリ