フタモンアシナガバチ2011/07/12

 これも埼玉県の荒川土手で撮った写真です。草に巣をつくっていました。攻撃的なハチなのか、おとなしいハチなのか、よくわからなかったので、遠くから見ていました。すると、1匹のハチがはねをぶるぶる震わせています。暑いのにせっせとやっています。もしかすると、巣の中に風を送っているのかもしれません。だとすれば、ご苦労なことです。望遠レンズをマクロレンズにかえて、数回シャッターを切って遠のきました。
 見た感じでは、あまり攻撃的ではなさそうです。刺激しないようにもう一度近づいて、また数枚撮りました。ビビッていたからでしょうか、ほとんどブレてしまいました。
 写真を見ながら、手持ちの図鑑やネットで調べてみると、フタモンアシナガバチのようです。お腹の2番目の黄色い線が2つに分かれています。これを2つの紋に見立てているようです。攻撃性はあまり強くないそうですが、巣を刺激したりすると攻撃されるので、気をつけるにこしたことはありません。
 
フタモンアシナガバチ

トノサマバッタ2011/07/12

 またまた埼玉県の荒川土手で撮った写真です。草地にたくさんトノサマバッタがいました。歩いていると、パタパタパタと飛び去ります。それにしても、トノサマバッタを見たのは何年ぶりかです。10年前、いやいや15年前…。とにかく、久しぶりにお遭いしました。東久留米にも、どこかにいるとは思うのですが、見たことがありません。
 そのトノサマバッタの写真をどうやって撮ろうか。近づけば逃げてしまうし、近づかないと撮れないし。気のいい奴がいないものか、と歩き回ってみました。みんな遠くに逃げていきます。目を離すと場所がわからなくなるので、降りた場所を見つめて歩きます。いたいた、逃げるなよ。ゆっくり行けば2メートルくらいまでなら逃げません。しかし、それでは写真が撮れません。一歩踏み込むと、また逃げていきます。
 そうこうしているうちに、足元から飛び上がったものの、すぐ近くに舞い降りたのがいました。いかにも重そうに飛んだので、ゆっくり覗き込みました。2匹が重なっています。これじゃあ飛べません。さらにゆっくり近づきました。バッタはじっとしています。交尾中なのでしょうか。
 まず1枚、撮っていかなければなりません。オートフォーカスではないので、ピンは大雑把に合わせてシャッターを切りました。次は下になっているバッタの目にピントを合わせて撮りました。レンズの絞りが開放に近かったため、上に乗っているバッタの目はピンボケです。絞り込んで撮ろうと思ってカメラを動かしたとたん、2匹は離れ離れになって飛び去りました。
 カメラをちょっといじっただけでバッタと私との均衡が崩れてしまったようです。鳥に近寄って写真を撮っているときにも、微妙なバランスを崩してしまったために逃げられた経験がたくさんあります。欲を出すとろくなことがありません。
 話は変わりますが、トノサマバッタの顔を見ると、東海道本線を思い出してしまいます。先頭車両を正面から見ると、トノサマバッタの顔に見えるんです。今走っている東海道線の車両ではありません。かなり前に走っていた113系、115系、153系、165系あたりでしょうか。鉄道には詳しくないので、大雑把です。

 
トノサマバッタ