アメリカオニアザミ2011/07/23

 昨年につづいて、今年もアメリカオニアザミを東久留米市内で見つけました。昨年、黒目川沿いで見つけた場所は河川工事で掘り返され、今年は姿がありません。今回見つけたのは、高台にある畑の脇です。大型の植物で、150センチを超えるものがあります。刺が鋭いので、あまりお友達になりたくありません。
 手持ちのポケット図鑑には、北海道から四国にかけて分布するが、特に北海道に多い、と書いてあります。
 それにしても、すごい名前です。超大国「アメリカ」の「オニ」ですから。北アメリカから輸入された雑穀や牧草などに混じって入ってきたため、この名前がつきました。船で運ばれてきたんでしょうね。1960年代後半、横浜の埠頭に咲いていました。
 おもしろいことに、原産地はアメリカではなくてヨーロッパです。
 
アメリカオニアザミ

ツマグロヒョウモン(オス)2011/07/23

 ツマグロヒョウモンをたくさん見かけるのですが、オスばっかりです。メスの数が少ないのでしょうか。
 ツマグロヒョウモンは、南方系のヒョウモンチョウで、生息域が徐々に北上しています。いまでは東京でも見られますが、30年ほど前は近畿地方まででしか見られなかったそうです。温暖化の象徴のようにいわれますが、食草のスミレの広がりとも関係しているようです。
 このチョウも、ゆっくり写真を撮らせてくれる個体と、すぐに飛び去ってしまう個体とがあります。花にとまってぐるぐる回ったりするので、楽しみながら撮ることができます。紹介した個体は、一周回って飛び去りました。ほんのちょっとサービスしてくれたようです。
 
ツマグロヒョウモン(オス)

ツマグロヒョウモン(オス)

ツマグロヒョウモン(オス)

ツマグロヒョウモン(オス)