キボシカミキリ2011/08/28

 黒目川遊歩道を自転車走行中、手すりに虫がとまっていました。カミキリムシのようです。さっそく自転車を降りて、写真を撮りました。近寄って見ると、触角がずいぶん長いので、それを強調した写真をいちばん上に置きました。
 帰宅して図鑑を開きました。どうやらキボシカミキリのようです。「クワ科の生木が植樹なため、最近の園芸ブームで分布を広げている」(『ヤマケイポケットガイド野山の昆虫』)といいます。
 黒目川にはたくさんクワの木があるので、この虫がいても不自然ではないですね。
 キボシカミキリをネットで検索していたところ、国立環境研究所の「侵入生物データベース」にぶつかりました。こんなことが書いてあります。
 「種としての自然分布は,伊豆諸島(三宅島・御蔵島),対馬,琉球列島,台湾,大陸中国,鬱陵島(韓国)で,多数の亜種に分けられている.中部-近畿-中国地方,四国,九州北部のもの(西日本型)は在来か外来か不明」
 「日本での最初の記録は1870年ごろの長崎の材木置き場.東日本型は1930年ごろに東京で初記録.神奈川県では1942年に逗子で初記録.鹿児島県本土では1959年に枕崎でトカラ産亜種が記録され,それ以降琉球列島各地の亜種が記録されている」
 ということは、南西諸島あたりから入ってきたということでしょうか。国外からの進入なのか、国内の他地域からの進入なのか、もうひとつわかりません。
 
キボシカミキリ

キボシカミキリ

ダイサギのいる風景2011/08/28

 8月27日朝、黒目川にダイサギがいました。この時期にダイサギを見るのは珍しい。大喜びで写真を撮ろうとしたのですが、木の繁みに移動してしまいました。どこかいいポイントはないものかとあちこち移動して、やっと2枚撮りました。
 「写真上」で、右にいる大きな鳥がダイサギです。左はコサギ。ダイサギの嘴は、すでにオレンジ色になっています。初夏から夏にかけてダイサギの嘴は黒くなりますが、冬の装いに変わっていました。「写真下」で、嘴の先端をよく見ると、わずかばかりですが黒が残っています。まだ変身の途中なのでしょう。
 ダイサギの全長は90センチ。アオサギが93センチですから、アオサギよりちょっと小さい。大雑把に地球的な分布を見ると、ダイサギはアジア、オーストラリア、アフリカ、南北アメリカ大陸などにいます。アオサギもほぼ重なりますが、南北アメリカ大陸にはいません。
 
ダイサギ

ダイサギ

カマキリをつかまえたヒヨドリ2011/08/28

 落合川でチョウの写真を撮っていたところ、頭の上でヒヨドリがピーピー、ピーピーやかましく鳴き始めました。2羽いるようです。危険を察知したのか、喧嘩をしているのか。こういうときは、見上げるに限ります。
 木の中でバタバタしていたヒヨドリが2羽、姿を見せて電線にとまりました。1羽がカマキリをくわえています。2羽でこの虫を取りっこしていたらしい。カマキリも必死のようで、嘴の先であばれています。と、ヒヨドリが羽を広げてばたつきました。カマキリが逃げたのです。足で電線をつかんだまま、羽を広げて下を向き、空中で再び捕獲したヒヨドリは、何度もくわえ直して飛び去りました。30秒ほどの出来事です。
 
カマキリをつかまえたヒヨドリ

カマキリをつかまえたヒヨドリ

カマキリをつかまえたヒヨドリ