昆虫レストラン(1)2011/08/04

 機の樹液に昆虫たちが集まってきます。いろんな昆虫を何回かに分けて紹介してみます。
 初回は、カナブンです。
 落合川遊歩道にある木の周りをカナブンが飛びまわっていました。あんまりたくさん飛んでいるので、どこかに樹液があるのかなあ思って、見回してみました。やっぱりありました。木の名前がわからないのですが、カナブンがはりついています。押し合いへしあい、相手を排除したり、相手の上に乗りかかったり。喧嘩ごしで樹液を吸っています。
 このカナブンたち、色が少しずつ違いますが、格好はそっくり。同じ種類のカナブンなんでしょうかねえ。

雨に濡れたカブトムシ2011/08/05

 雨の日、自宅地宅の雑木林を通りかかったところ、カブトムシがずぶ濡れのまま杭につかまっていました。近寄っても逃げません。太っ腹なのか、雨にうんざりしているのか。
 ためしに、つついてみました。オスのカブトムシは気が強いのか、立ち上がって威嚇します。間をおいて何度かつついてみると、そのたびに威嚇するので、しっかり遊んでしまいました。ところが、だんだん無視されるようになって、しまいにはまったく動かなくなりました。
 暗かったので威嚇姿の写真は失敗。おとなしい写真しか撮れませんでした。

昆虫レストラン(2)2011/08/05

 樹液に集まる虫たち。写真は、アカボシゴマダラです。黄色いストローを突っ込んで樹液を吸っています。コガネムシやクワガタがいてもなんのその。
 外来のチョウですが、東久留米市内でもたくさん見かけます。日本のアゲハチョウやタテハチョウのように、珍しくもないチョウになってしまいました。かなり繁殖力があるのだろうと思います。

ブルーに輝く憎いヤツ2011/08/06

 雑木林の周りを巡る道を歩いていました。柵に植物が絡みついて、小さな花を咲かせています。葉っぱに顔を近づけて花を眺めていると、ブルーに光るものが目に飛び込んできました。林の中を抜けて来た西日が反射しているようです。
 光っていたのは、昆虫の翅でした。見る角度によって黒光りしたり、ブルーに輝いたりします。たぶん、アブだろうと思います。初めて見る色でした。

昆虫レストラン(3)2011/08/06

 樹液に集まる虫たち。クワガタも来ていました。カナブンは必ずいますが、チョウやクワガタ、カブトムシなどはいつもいるとは限りません。
 写真のクワガタは、えらい横柄で、ハサミで威嚇してカナブンを蹴散らしていました。カナブンだって生きなければならないので、クワガタの下に潜り込んで樹液を吸います。またまたクワガタが排除にかかります。生き死にをかけて食事をしている感じが伝わってきて、長い時間見続けてしまいました。

ヒマワリとオオスカシバ2011/08/07

 黒目川遊歩道沿いにある小学校の校門付近にヒマワリが咲いています。花はあまり大きくないのですが、背がやたらに高い。その花を見上げていました。と、大きな虫が飛び回っています。オオスカシバでした。ハチのような姿をしていますが、ガです。はねが透明なので、うまく写真に写りません。
 オオスカシバは、ホバリングしながら蜜を吸います。昨年の夏は、横から撮ったところを紹介したので、今年は真後ろから撮ってみました。

真夏のコサギ2011/08/07

 久しぶりにコサギが飛んできました。例年、真夏の黒目川には1~2羽しかいなくなるのですが、今年は見ない日の方が圧倒的に多いです。そんな状態なので、コサギを見たときには、うれしくなりました。
 ところが、やたらに警戒心の強いコサギで、私がのぞくとすぐに飛び去ってしまいます。人馴れしていません。どこからか飛んできた鳥のようです。姿勢を低くしてそっと写真を撮りました。

輝くネコジャラシ2011/08/08

 夕日とまではいきませんでしたが、西に傾いた太陽の光がネコジャラシ(エノコログサ)に注いでいました。逆光で眺めると、周りのけばけばが輝いていい雰囲気です。この植物は、逆光写真にかぎります。
 名前のつき方がなんとも面白い。花穂が犬の尻尾に似ていることからイヌコログサがエノコログサに転じたというし、花穂で猫をじゃらしたこことからネコジャラシと呼ばれもする。犬と猫の両方の名前を持つなんて、実にユニーク。どこにいっても見かけるので、この点でも犬や猫と同じです。昔は子どもの遊び道具でしたが、今はどうでしょう。