春を待つウグイス2012/02/04

 黒目川のあちこちでウグイスが鳴いています。といっても、ホーホケキョウではありません。真冬なのでチャッチャッチャという地鳴きです。藪の中で鳴いているので、姿を見るのが大変です。見やすいところに出てきてくれたかと思うと、すぐに藪の中へ引っ込んでしまいます。
 国語学者、山口仲美さんに『ちんちん千鳥のなく声は』という本があります。日本人が鳥の鳴き声をどういう風に表現してきたかを書いたものです。それによると、「ホウホケキョウ」は、江戸時代になって登場するのだそうです。それ以前には「ひとくひとく」「ツーキヒホシ(月日星)」「千代千代千代」などと表現されたとか。「ホウホケキョウ」は、法華経の意味をかけています。
 今年は寒波が強くて春が遅くなりそうです。美しい鳴き声は3月のいつごろ聞けるでしょうか。「あらたまの/年たちかへる/あしたより/またるるものは/鶯のこゑ」という和歌がありましたっけ。
 
春を待つウグイス

コサギの後ろ姿2012/02/04

 コサギを後ろから撮ってみました。鳥の顔が見えない写真は邪道かもしれませんが、フォルム(フォーム)として見ていただければありがたいです。美しいと思うので、バックシャンといいたいところですが、辞書で調べたら、顔は美しくないという意味が込められていたので、使いにくい。コサギの顔もなかなかいい顔をしていますから。3枚目の最後に、顔が見える写真を添えます。
 
コサギの後ろ姿

コサギの後ろ姿

コサギの後ろ姿