ダンディーなシメ2013/02/16

 東久留米市のお隣、清瀬市で撮ったシメです。実は、地面で餌をついばむアオジという鳥の写真を撮っていたら、その置くに大きめの鳥がいました。落ち葉をかき分けて、何かを嘴にくわえています。木の種でも落ちているのでしょうか。望遠レンズでのぞくと、シメでした。
 写真を見ていただければ一目瞭然ですが、茶系の鳥で、なかなかダンディーです。嘴が太く、これに噛まれたらさぞ痛いだろうと思います。上から撮ると枯葉とシメが同じような色になってしまうので、寝ころんで水平から撮りました。
 シメはスズメ目アトリ科の鳥で、体長19センチ。モズが20センチですから、ほぼ同じ大きさです。モズは尻尾が長い。ずんぐりしたシメの方が大きく見えます。草木の種子を食べ、冬は1羽で行動します。東京では冬鳥です。
 『山渓名前図鑑 野鳥の名前』によると、「シー」という鳴き声に鳥を意味する「メ」がついて、「シメ」。『鳥名の由来辞典』によれば、奈良時代から「ひめ」「しめとり」の名前で知られているそうです。万葉集にも「比米(ひめ)」や「ひめ」の名で登場すると書いてあります。江戸時代の仙台方言に「まめくち」というのがあるそうです。嘴で豆をはさむことからついたそうです。いかにもという感じがします。「まめくち」はイカルという鳥の異名でもあるそうな。
 東久留米でもこの冬何度か見ましたが、写真に撮ることができずにいました。私にとっては手軽に撮れる鳥ではないので、必死に撮りました。
 
シメ

シメ

シメ

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