わがもの顔のオオカワヂシャ ― 2013/05/11
黒目川でも落合川でもこの植物が大繁栄しています。オオカワヂシャ。瑠璃色でオオイヌノフグリのようなかわいい花をたくさんつけて、きれいではあります。図鑑によれば、茎は簡単に折れてしまいますが、折れたところが水や土に触れると根が出てどんどん広がるそうです。
ヨーロッパ、アジア北部が原産の帰化植物です。生態系を損ねる危険があるとして特定外来生物に指定されています。1868年に神奈川県相模で採集されたのが初めのようですが、侵入時期は不明です。環境省のホームページに紹介されている外来生物の解説でオオカワヂシャを見ると、「生態系に関わる被害」として以下のように記述しています。
「近縁の在来種カワヂシャV. undulataは、準絶滅危惧種に指定されている。オオカワヂシャはカワヂシャと交雑して雑種ホナガカワヂシャ(V.× Myriantha)を形成し、その雑種は発芽能力のある種子を生産することが、野外観察及び人為交配実験から確認されており、在来種の遺伝的攪乱が生じている」
在来種のカワヂシャは、ピンクの花を咲かせます。これとオオカワヂシャとが交雑して、ホナガカワヂシャをつくり、在来種が駆逐される危険があるというわけです。
さて、カワジシャ・オオカワジシャと表記すべきか、カワヂシャ・オオカワヂシャと表記すべきか。図鑑によって違うようです。ネットを検索しても両方が出てきます。今回は環境省の表記に倣いました。
1枚目から3枚目までは黒目川で撮った写真です。
4枚目は落合川。白い花はクレソン(オランダガラシ)で、原産地はヨーロッパ・中央アジアです。
ヨーロッパ、アジア北部が原産の帰化植物です。生態系を損ねる危険があるとして特定外来生物に指定されています。1868年に神奈川県相模で採集されたのが初めのようですが、侵入時期は不明です。環境省のホームページに紹介されている外来生物の解説でオオカワヂシャを見ると、「生態系に関わる被害」として以下のように記述しています。
「近縁の在来種カワヂシャV. undulataは、準絶滅危惧種に指定されている。オオカワヂシャはカワヂシャと交雑して雑種ホナガカワヂシャ(V.× Myriantha)を形成し、その雑種は発芽能力のある種子を生産することが、野外観察及び人為交配実験から確認されており、在来種の遺伝的攪乱が生じている」
在来種のカワヂシャは、ピンクの花を咲かせます。これとオオカワヂシャとが交雑して、ホナガカワヂシャをつくり、在来種が駆逐される危険があるというわけです。
さて、カワジシャ・オオカワジシャと表記すべきか、カワヂシャ・オオカワヂシャと表記すべきか。図鑑によって違うようです。ネットを検索しても両方が出てきます。今回は環境省の表記に倣いました。
1枚目から3枚目までは黒目川で撮った写真です。
4枚目は落合川。白い花はクレソン(オランダガラシ)で、原産地はヨーロッパ・中央アジアです。
コサギとオオカワヂシャ ― 2013/05/11
コサギがオオカワヂシャの前で魚をねらっていました。オオカワヂシャが生態系を壊す特定外来生物だとはいえ、瑠璃色の花と白いコサギがよく似合います。こうやって、われわれの生活の中に溶け込んでいくんですね。日本の在来種が駆逐されていくのは困ったことですが。
さて、オオカワヂシャと書くのか、オオカワジシャと書くのか。私が持っている図鑑でカワヂシャを紹介しているものが4冊あります。そのすべてが「カワヂシャ」「オオカワヂシャ」と書いています。ネットでは「カワジシャと「カワヂシャ」が混在しています。
漢字では「川萵苣」と書きます。「萵苣」は「ちしゃ」と読むので、「ヂシャ」が正解のようです。萵も苣も野菜にかかわる文字のようです。苣には、草の茎などを束ねたたいまつの意味があると漢和辞典に書いてありました。
さて、オオカワヂシャと書くのか、オオカワジシャと書くのか。私が持っている図鑑でカワヂシャを紹介しているものが4冊あります。そのすべてが「カワヂシャ」「オオカワヂシャ」と書いています。ネットでは「カワジシャと「カワヂシャ」が混在しています。
漢字では「川萵苣」と書きます。「萵苣」は「ちしゃ」と読むので、「ヂシャ」が正解のようです。萵も苣も野菜にかかわる文字のようです。苣には、草の茎などを束ねたたいまつの意味があると漢和辞典に書いてありました。
最近のコメント