君はタヒバリだよね2014/02/16

 落合川の遊歩道を歩いていると、足元から小さな鳥が飛び立ちました。対岸に移動して、ちょこまか歩いています。尾を上下に振りながら、せわしない動きです。色は茶系ですが、セキレイの仲間であることは間違いありません。
 問題は、タヒバリなのかビンズイなのかです。どちらもよく似ていて、識別ポイントを押さえておかなければなりません。ビンズイは、目の後方に白い斑があります。色はビンズイの方が緑っぽく、タヒバリは褐色がかっています。
 写真の鳥を見ると、目の後方に白い斑がありません。
 ビンズイは林にいることが多く、タヒバリは川原や農耕地、草地などにいることが多いとされています。落合川で見たのだから、タヒバリの可能性がさらにアップします。
 ということで、タヒバリとしました。
 1月27日に「初登場」としてビンズイを紹介したことがあります。わかりにくいですが、目の後方に斑の一部が見えます。そちらと比べていただければ幸いです。
 タヒバリもビンズイも、スズメ目セキレイ科の鳥です。どちらも体長は16cmです。
 
タヒバリ

タヒバリ

タヒバリ

タヒバリ

オナガガモは紳士です2014/02/16

 例年より数は少ないものの、黒目川にも落合川にもオナガガモがいます。水面の反射が美しい落合川で見かけ、写真を撮るのを忘れていたことを思い出しました。上の2枚がオスで、3枚目がメスです。
 オナガガモのオスは、いかにも紳士のようで、凛としています。北国に帰る前に、もう少し撮らなくては…。
 
オナガガモ

オナガガモ

オナガガモ

オオタカ現る2014/02/16

 自宅から歩いていける距離に、ちょっとした規模の雑木林があります。雪が降ったり台風が来たりして環境が一時的に変わると、いつもは見ない鳥がいることがあるので、だめでもともとと思いながら出かけました。
 大雪の直後だったため、一面雪景色。長靴が雪にめり込んで歩けたものではありません。雪の深さは膝まであります。市街地の雑木林で遭難するわけにもいかないので、ゆっくりゆっくり進みました。ちょっと開けた場所に立ったところ、右から左へ白っぽい大きな鳥が横切りました。猛禽です。オオタカの可能性大。行方を追うと、高い木の枝にとまりました。行ってみるしかありません。
 雪に足をとられながら、脅かさないように静かに移動しました。いました! 間違いなくオオタカです。太い木に体を隠してシャッターを切りました。気持ちが高ぶっているのか、落ち着いて撮れません。数コマ撮ったところで飛ばれてしまいました。
 なるべく後を追わない方がいいので、最初に発見した場所に戻って、待つことにしました。オオタカは何度か前方を飛びました。餌になる鳥を探しているのでしょう。証拠写真程度のものしか撮れず、画質も悪いです。でも、撮れただけでうれしいです。オスなのかメスなのか、判別できません。
 この雑木林にはオオタカはいないので、どこからか飛んできたようです。
 東久留米周辺の空は、オオタカがよく飛びます。上空高く旋回しています。落合川のカワセミが突然空を見上げた。あわてて人間も空を見上げたら、オオタカが飛んでいた。こんなことはよくあるケースです。しかし、オオタカが地上に降りてきてくれることはめったにありません。この日は、運がよかった!
 1980年代から90年代にかけて、大型開発の計画地にオオタカが営巣していることがわかると、計画の中止を求める住民運動が広がりました。食物連鎖の頂上に位置するオオタカは、貴重な鳥です。最近は数が増え続けているようです。森林から市街地に進出してきてもいます。
 
オオタカ

オオタカ

オオタカ

オオタカ