ナガミヒナゲシが風物詩だって?2014/04/25

 急速に広がっているといわれるナガミヒナゲシ。ヨーロッパ原産で、ポピーの仲間。帰化植物です。『里山の生きものがよ~くわかる図鑑』(2011年7月)にまで登場していて、びっくりしました。こんなふうに書いてあります。「ヨーロッパ原産のケシ科の1年草。近年、各地で大繁殖して、初夏の風物詩となりつつある」
 里山のナガミヒナゲシが風物詩だって? これには、ちょっとばかり考え込んでしまいました。在来種や畑作物との競合が心配されているからです。帰化植物のマツヨイグサが夏の風物詩になってしまったように、この花もそうなるのかなあ。「里山の風物詩」なんていいたくないなあ。
 黒目川・落合川の遊歩道にも、ナガミヒナゲシは咲いています。しかし、今年は数が少ないです。とくに落合川で少ない。なので、わんさか咲いている感じの写真になりませんでした。駆除しているのかもしれません。
 ちなみに、この花からアヘンはとれません。
 
ナガミヒナゲシ

ナガミヒナゲシ

コメント

_ Green Cherokee ― 2014/04/25 23:47

kuromeさん、こんばんは。
この花はポピーだと思っていました。ナガミヒナゲシと言うのですね・・・ 勉強になりました。
凄い繁殖力で、拙宅の花壇に変わった葉の芽が出てきたな・・・と思っていたら、すべてナガミヒナゲシでした。今や、道路脇のちょっとした隙間でも花を咲かせていますよね。
花自体は綺麗なので微笑ましく見てしまうのですが、やっぱり微妙な気持ちになりますよね・・・

_ Green Cherokee様 ― 2014/04/26 00:31

こんばんは。
花が落ちると果実が残るんですが、
1つの果実に1000~2000の種が入っているといわれています。
果実が5個あったら1万ですよ。
これが地面に落ちるんですから、周りの植物は駆逐されてしまいますよね。
道路沿いに多いのは、自動車のタイヤについて運ばれたかららしいです。
これ以上増えてほしくないのですが、無理な話ですね。

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