コサギの獲物はでかい!2015/01/10

 前回は、ダイサギがカワムツを食べるところを紹介しました。今回は、コサギがオイカワ(カワムツではないと思われる)の大物をくわえた写真です。実は、このダイサギとコサギには因縁がありました。陣地の取り合いを演じていたんです。
 黒目川の岸でコサギが一点をにらんでいました。茂みの奥で魚が動いているようです。こちらも魚をゲットする写真が撮りたかったので、しばらく観察していました。と、そこへダイサギが舞い降りてきました。上空を行きすぎたダイサギは、身を翻してコサギの横に降りました。コサギはたまらず飛び退きました。今度は、ダイサギが同じところを見つめています。
 場所を取られたコサギは、立ち去るには惜しいし、喧嘩を売っても勝てないし、術がありません。ダイサギの周りをゆっくり一周したり、ちょっと離れた場所で魚を探したり。なんだかコサギがかわいそうになりました。
 撮る位置を変えるために移動して、カメラを構え直したとき、コサギはダイサギの脇にいました。ちょっと横の茂みをみつめています。一瞬、小さく動いたコサギの嘴に、魚がありました。写真に写っているオイカワです。ダイサギが捕った魚より大きいです。よくやった! 思わず褒めてしまいました。

【訂正】コサギがくわえている魚を「オイカワ」と書きましたが、釣りが大好きなGreen Cherokeeさんという方から「カワムツですよ」のご指摘をいただきました。オイカワとカワムツの区別がつかないために、何度も間違えて、そのたびにご指摘をいただいています。「身体の真ん中あたりが黒い線状に濃くなっているのがカワムツ」だそうです。「たまに、オイカワとのハイブリッドが居て判別に苦しむこともありますが」という救いの一言もいただきました。ご指摘、ありがとうございました。
 
魚を食べるコサギ

魚を食べるコサギ

魚を食べるコサギ

魚を食べるコサギ

コメント

_ くさ ― 2015/01/11 00:58

こんばんわ。
コサギさんはずい分大きな獲物をゲットしましたね。こんなに大きいと、このあと丸一日くらいは食べなくても平気なのでは...?という気がするくらいです。この大きな魚を飲み込んだら、ノドが膨れて下に落ちて行くのがよくわかったのではないですか? ダイサギとの因縁ストーリーも面白く読ませていただきました。

コサギの胸の、しゃらしゃらとした飾り羽が明瞭に写っていますね。こんなふうに見るのは初めてで驚きです。正面から二本のしっかりとした脚も見えて、白馬のようでもあります。

昨日の、しめしめ顔のダイサギが魚を咥えた写真は、くちばしが陽に当たって印象的に美しく、すらりと揃った黄色いお箸みたいに見えました...(笑)

_ Green Cherokee ― 2015/01/11 16:50

kuromeさん
遅ればせながら明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さてさて、コサギくんを応援しているkuromeさんの優しい表情が浮かんできました。
ちなみに・・・この魚はカワムツですよ♪ 見分け方は簡単で、身体の真ん中あたりが黒い線状に濃くなっているのがカワムツです。たまに、オイカワとのハイブリッドが居て判別に苦しむこともありますが・・・ (^^ゞ

_ くさ様 ― 2015/01/12 00:35

こんばんは。
お返事が遅くなりました。
私がパソコンを閉じたころにコメントをいただいたのですね。
おっしゃるとおり、コサギの喉がくねくねとゆがみました。
魚が落ちていくのもわかりましたよ。
これだけ大きな魚を食べた後は、必ず水を飲みます。
通りを良くしたいのだと思います。
ごく小さい魚をたべたときは、水を飲まないことが多いです。
ドジョウやザリガニを食べた後も、水を飲みます。
特にドジョウは、ぬるぬるを取るために何度も水を飲みます。
飾り羽は、逆光で見るとなかなか美しいです。
冬場のコサギは飾り羽が地味です。
春から夏にかけて、レースのような飾り羽ができて、美しくなります。
このときは、頭の後ろから2本の冠羽もできます。
ダイサギの嘴は、逆光で撮るとオレンジが映えます。
順光で撮ると印象が弱いので、ひたすら逆光で撮ります。

_ Green Cherokee様 ― 2015/01/12 00:51

こんばんは。
こちらこそ、今年もよろしくお願いいたします。
新年早々、また間違ってしまいましたか! お恥ずかしい。
カワムツだったんですね。
ということは、同じカワムツをつかまえたダイサギの釣果を上回ったわけですね。コサギの奮闘を祝福しましょう。
>身体の真ん中あたりが黒い線状に濃くなっているのがカワムツ。
このご指摘をしっかり頭に入れて写真を撮りたいと思います。
ありがとうございました。

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