たたずむツグミ2015/01/18

 ツグミが1羽、黒目川の岸辺でたたずんでいました。地上を跳ね歩きながら、ちょっと立ち止まって、また跳ね歩くのがツグミの特徴です。それなのに、じっと動きません、遠い北国を思い出しているのだろうか、なんて考えるのは人間の勝手なセンチメンタリズム。擬人化がすぎるというものでしょう。
 最近、地上にいるツグミをよく見ます。木の実がなくなって、枯れ草などに隠れている虫の幼虫やミミズなどを食べているようです。嘴で落ち葉を振り払いながらエサを探します。
 体を立てたときの姿勢は美しいのですが、羽が前に垂れます。体長は24cm。ヒヨドリより4cmほど小さい。冬になるとシベリヤから日本にやってくる渡り鳥です。サントリー「日本の野鳥百科」というサイトによれば、冬鳥なのでさえずらない、冬には口をつぐんでいる、それでツグミと呼ばれるようになったといわれているそうです。だからといって、まったく鳴かないのではありません。さえずらないだけ。クワックワッと独特の鳴き方をします。
 
ツグミ

ツグミ

ツグミ

ツグミ

ツグミ

コメント

_ くさ ― 2015/01/19 00:06

こんばんは。(先に間違えて「実行」を押しました。名前だけ行っていたらごめんなさい)

かわいい~(*^_^*)   2枚目の、姿勢はいいのにどこかあどけないというか しどけない姿が大好きです。一途そうなのに、ボーッとしている(笑)

そういえば ツグミがさえずっているのは聞いたことがないですね。夏の間、シベリアでは歌っているのでしょうか。 ぜひ聴いてみたいです。

_ くさ様 ― 2015/01/19 00:51

こんばんは。
メロメロ状態ですね。
「かわいい~(*^_^*) 」という雰囲気かどうかは置くとして(すみません)、
たしかに、見ていて気持ちのいい鳥ですよね。
がんばって、また紹介できるようにいたしましょう。
YouTubeでさえずりを調べてみましたが、みつかりませんでした。
「さえずり」といって紹介している鳴き声は、ぐぜりのようです。
英語で探せばでてくるかもしれませんが、私には荷が重い。
英語かロシア語ができる人に探してもらえばいいわけですよね。
それなら心当たりはあります。やってみます。

_ くさ ― 2015/01/20 19:54

こんばんわ。

>見ていて気持ちのいい鳥>>..... のココロは? 黒目さんがそう思うポイントをぜひお聞かせ下さい!

自分で探せばいいんです(笑) 心やさしい黒目さんにご迷惑かけなくとも、自分がちょっと手間をかければいいだけなんです... と、お言葉に奮起して、dusky thrush songで、YouTube USから英語検索してみました。ここら辺で見るのとは違う種類ですが、出てきましたよ! ツグミのさえずりが!!!

全部イギリス発のようです。

https://www.youtube.com/watch?v=fWSyv_E8Pxc
North Wales, UK

https://www.youtube.com/watch?v=G53oH-MI9qU
歌は同じだけれど、珍しい子育ての写真が出てきます。

https://www.youtube.com/watch?v=1_IVq-YCsTg
色は少し浅いものの、ハチジョウツグミに近い模様?

素朴で力強い、いかにも「ツグミ」なさえずりです。色柄見てくれは少々違っても、このあたりで聞く鳴き声に近い音も含まれていますので、「ああ...、やっぱり...!」という感じです(*^^*) 少しカワラヒワみたいなところもありますね。 うふふ、やっぱりひたむきでかわいい。。。!!!

_ くさ ― 2015/01/20 20:11

再びすみません。

言葉がどこかわからないのですが、イタリアっぽい...?
さえずりは先に張ったものより複雑で洗練された感じ?... ですが、写真を見ると、こちらの方が、我らのツグミに近いように見えます。

https://www.youtube.com/watch?v=OEgKd82RBsc

_ くさ様 ― 2015/01/21 00:58

こんばんは。
ご奮闘に感謝します。手間が省けちゃった!
日本で見るツグミとは姿がちょっと違いますが、美しい声で鳴きますねえ。
クワックワッとはだいぶ違います。
いいものを聞かせていただきました。
カワラヒワより力強いです。
ツグミの気持ち良さは、なんといっても地面にいるときの姿勢です。
胸を張って立っている。その姿勢で、人間のように歩く。
ツグミは跳ねるように歩くこともありますが、二足歩行で素早く歩く。
ムクドリやセキレイなども歩きますが、姿勢がぜんぜんちがいます。
同じ系統のアカハラやシロハラよりも姿勢がいい。
これに尽きます。

_ くさ様 ― 2015/01/21 01:14

重ねて、ありがとうございます。
こちらのさえずりは、やさしい感じですね。
写真は日本のツグミに近いように思いました。
夏場のツグミはおしゃべりなのかもしれませんね。
この声で、朝、起こしてくれたら気持ちがいいかも。
コメントの中にciaoという言葉があったので、イタリアかなあ。
いずれにしても、ラテン系の言語でしょう。

_ くさ様 ― 2015/01/21 01:18

追加です。
日本で見るツグミの生息範囲は、シベリアから中国南部にかけてです。
ヨーロッパは生息範囲に入っていません。
なので、種類がちょっとちがうのでしょうね。

_ くさ ― 2015/01/21 19:28

しつこく引っぱります(笑)
今はすごいですね。「エキサイト翻訳」によると、「ツグミ さえずり 動画」は「斑鸫 嘁嘁喳喳声动画」となり、これを中国の動画サイト优酷 youkuで検索してみました。

結果、こちらでおなじみのツグミの写真が出てきましたが、鳴き声がすさまじい。カスミ網か何かにかかっているアップの写真で、たぶん鳴き声は、とんでもないSOSの絶叫だったのでしょう。

それを聞いたとたん我が家のインコ二羽が、部屋中をスクランブル発進よろしく目にもとまらぬ速さでバタバタ逃げ回りました。(悪いことをしました  ^^;;)
同じ方法で、ロシア語だとツグミは「Темноватый дрозд」となるらしいのですが、これでは何も引っかかってきませんでした。

結論として、我らがツグミのさえずりは聴くことが叶わず、ウェールズやイタリアツグミさんから想像するしかなさそうです(笑)

黒目さんはツグミの姿勢が好きなのですね。(私はそれに加え、あの、翼の「だらり」が好きなのですが。)
それも、鳥自身は、アカハラもシロハラもそんなこときっとどうでもよくて、あくまでこちら側の好みだなぁ... と思い、微笑ましかったです。 お答えをありがとうございました (^^)

_ くさ様 ― 2015/01/22 00:47

こんばんは。
飽くなき追求ですね。ネット翻訳という手がありましたか。気づきませんでした。
ロシアでヒットしないのは、残念ですね。
録画・録音しているロシア人がいても不思議ではないのにねえ。
日本人がシベリアに行って録画・録音している可能性も捨て切れません。
時間があるときに、私も真似して検索してみます。
インコがパニックを起こしたというのも、スゴイ話ですね。
SOSを知らせる鳴き声は、種類が違う鳥にもわかる。
ということは、楽しそうな声だったり、たらふく食べているときの声だったりしても、他の鳥にそれが伝わるということかもしれません。というもの、コサギが群れながら魚を捕っているときは、カルガモも寄ってきますし、カワセミも飛んでくることが多いんです。
ツグミを初めてみたときに、この「だらり」が共通したものであることがわかりませんでした。体に異変をきたした個体だと思った次第。その次にみたときも「だらり」だったので、図鑑で調べたらみんな「だらり」であることがわかりました。
今度改めて観察し直しますが、歩いているときは「だらり」ではないか、目立たないような気がします。止まってリラックスすると「だらり」になるのかもしれません。力が抜けた状態なのかもしれません。

_ くさ ― 2015/01/22 12:38

ツグミ周辺談義が止まらず、すみません ^^;;

>楽しそうな声だったり、たらふく食べているときの声だったりしても、他の鳥にそれが伝わるということかもしれません。

それは、明らかにそうです。黒目さんのコサギのケースでは、音が聞こえるのか、雰囲気が伝播するのかわかりませんが、このスレッドの上の方でツグミのきれいなさえずりを聴いた時、私のセキセイインコが肩の上で、気持ち良さそうに一緒に歌っていました。私は人の鳥を預かることもありますが、 彼らにとって初めて来る家でも、奥でうちの鳥の楽しげな鳴き声がすると、「ホッ」とするのが手に取るようにわかります。

これは異種動物間でもそうらしいです。鳥は高いところから遠くが見えるので見張り役として、その警戒の声を利用している動物は少なくないようです(「ダーウィンが来た」でやっていました)。危険を知らせるものはその切迫感からも容易に伝わるでしょうが、やはり、「気」もあると思います。近隣の桜がたくさん伐られたあと、残った花桃が咲きませんでした。怯えているのだと思います。葉も一枚も出ず一年間、黒く沈黙したままです。生命体とはすごいものですね。 もしかしたら、当たり前なのかもしれませんが。

ツグミの「だらり」は、奇しくも私も、「肩の力が抜けているな」と思っていました(笑) 脱臼じゃなくてよかったですね ^^;; 
歩いたり採餌中は「ピッ」としているのではないでしょうか。なんといいますか、本当に、ユーモラスでマイペースな鳥だなぁ、と思います。

_ くさ様 ― 2015/01/23 01:48

こんばんは。
そういえば、「ダーウィンが来た」でそんなことをやっていましたね。番組の中身までは覚えていないんですが、「鳥の知らせで…」とかなんとか。去年の夏以降だったのではないですか。
セキセイインコの反応が面白いですね。初めて来た鳥が「ホッとする」というのも、なるほどと思います。
スズメにしろムクドリにしろ、群れる鳥たちは明らかに鳴き方で連絡し合っていますよね。カモも警戒する鳴き声を発します。それは異種間の伝達にもなるのでしょう。鳥は鳥の世界を持っているようですね。
ツグミはマイペースというのは、うなずけます。
冬場のツグミは、単独行動派と集団行動派に分かれますが、単独行動派は他の鳥と付和雷同するようなこともなく、独自に動いていますもんね。2羽で喧嘩をしているときもありますが、凄まじい争いです。気が強そうな感じもします。群れているときは怒濤の進撃で、木の実があっというまになくなってしまいます。ヒヨドリの群と「出入り」をやったら、どちらが強いのか。そんなものは見たことがありませんが、やったとしたらツグミに軍配があがるような気がします。群れているときに発するツグミのエネルギーには重量感があります。

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