コサギの鶏冠2015/01/23

 コサギに鶏冠(とさか)があるのか? もちろんありません。黒目川に風が渡り、コサギの羽(毛)が逆立ちました。それを鶏冠に見立ててみました。
 2日ほど雨が続いたあとの快晴。気温は高かったのですが、黒目川では風が巻いていました。コサギが上流を向いても、下流を向いても、背後から風が吹き付けます。そのたびに、白い鶏冠が立ち上がるというわけです。
 さて、このコサギは、頭の後ろから白い紐のようなものが垂れ下がっています。冠羽(かんう)というもので、夏羽の特徴です。真冬なのにすでに冠羽がある個体もいるんですね。
 
風に吹かれるコサギ

風に吹かれるコサギ

風に吹かれるコサギ

風に吹かれるコサギ

風に吹かれるコサギ

コメント

_ くさ ― 2015/01/24 16:38

きれいですねーー!! 水面の反射もきらきらして、季節を先取りしているようです。

コサギさん、何やら神々しく、色は違うけれどカンムリカイツブリみたいですね(^^)

先日私が泥地で見たコサギは、一羽でしたが、水中の足を、ひらひらぶるぶると痙攣のように?細かく動かしていました。 おそらく、エサになる泥地の小さな生き物を探していたのでしょうね。

_ ももごろう ― 2015/01/24 20:07

綺麗ですね~。ため息出ますね~。
白い鳥を、背景のキラキラに引きずられずにはっきり白く写すのって
kuromeさんの技術ですよね~。いつも感動です。

_ くさ様 ― 2015/01/25 00:23

こんばんは。
ありがとうございます! この鳥は逆光で撮るに限ります。
>カンムリカイツブリみたいですね(^^)
なるほど、そんな雰囲気がありますね。これで水に潜ったら笑っちゃいます。
>水中の足を、ひらひらぶるぶると痙攣のように?細かく動かしていました。
ご推察のとおり、足でがさごそやって魚を追い出しているところです。コサギの典型的な行動です。ムービーだとよくわかりますが、写真だとなかなかその雰囲気が出ません。がさごそによる波紋がきれいに出ればそのシーンを撮る気になります。コサギにザルを持たせれば、ドジョーすくいになると思いませんか。頭に手ぬぐいを巻いたらばっちりです。ということで、私は「がさごそ漁」「ドジョーすくい」などと勝手に呼んでおります。

_ ももごろう様 ― 2015/01/25 00:34

こんばんは。
ため息まで出してもらって、ありがとうございます。
白い鳥を撮るときの露出は、自分で決めています。オートで撮ると、白く撮れません。冬場・快晴・逆光の3条件でコサギを撮るときの露出は、大きくは変動しません。コサギの向きや撮る場所を考えて微調整すれば、だいたい撮れます。今回は反射光が強かったので、コサギを若干明るめに撮ってみました。

_ くさ ― 2015/01/25 21:41

黒目さんったら...、あんまり冗談がお上手なので笑っちゃいました!

コサギが潜ったらとか...、ドジョーすくいとか!!!(爆。。。)

なんというか、ありそでなさそな...!!!(ないない ^^;;;)

そのギリギリの線が、可笑しいんですよねw

しかし確かに、あの「がさごそ漁」を写真で表現するのは難しいですね。私は黒目さんの沢山のコサギの写真を拝見して、コサギが喧嘩をしても「美しい」と思いこそすれ、まさかあの「ガー」というだみ声や、足ブルブルという側面までは、動画や自分の目で見るまで全く想像できませんでしたもの。そういう「発見」「思いこみの打破?」も、バードウォッチングにおける大変な醍醐味なのですが。

例えば黒目さんのモデルとしてよく登場するカワセミも。魚食なので、巣穴はとても臭いらしいですね ^^;; それで「クサンボ鳥」と呼ばれると、先日紹介した本に書いてありました。あの「翡翠」と書く美しい姿からは想像できませんが、それが「生活」というものなのでしょうね。 人のイメージは勝手なものですが、彼らは私などよりもずっと厳しい野生の中で「生きている」のですから!

_ くさ様 ― 2015/01/26 00:11

こんばんは。
笑っていただいて、ありがとうございました。
「ドジョーすくい」は、チャンスがあったら撮ってみます。
カワセミの巣穴は臭いんですか!
狭いトンネルの中だから、喚起がいいわけありませんもんね。
子育てのときなんか、最悪ですね。
鼻曲がりの状態なのでしょう、きっと。
カワセミは人が飼える鳥ではないと思いますが、
仮に飼えたとしても、飼う人はいないでしょうね。
あの糞の量は尋常ではありませんから。
白くて長いのを斜め後ろにビューッと出すんです。
しかも、同じ場所に集中するものだから、辺り一面糞だらけ。
それを見てカワセミの存在を知るんですが、
自然の中だから問題にならないだけですよね。
コサギやダイサギ、アオサギの糞などは、爆弾ですからね。
直撃をくらったことがありますが、黒いコートが真っ白になってしまいました。
そのサギを飼っていた人がいます。
日本野鳥の会の創設者、中西悟堂です。
彼の『定本野鳥記』(全8巻)は面白くて、ほぼ読みました。
大半は忘れてしまいましたが、
アオサギだかゴイサギだかを飼っていました。
他にもたくさんの鳥を飼っていたのですが、糞の話は記憶にありません。
彼は平気だったのかもしれませんが、家族はどうだったんでしょう。
野鳥の会を設立した頃は、飼わなくなっていたのではないかと思います。
とっくに他界されましたが、一度会ってみたかった人です。
話がだいぶ脇にそれましたね。失礼しました。

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