台風の中のコサギ2015/09/09

 台風18号が愛知県知多半島に上陸したころ、東久留米市の黒目川は断続的な雨に見舞われていました。長靴をはき、スマホより小さなコンデジを持って家を出ました。黒目川の横を通る遊歩道を歩いて駅に向かったのですが、川は増水し、濁った水が勢いよく流れていました。しかし、氾濫を心配するほどではありません。
 こういうときは魚が捕れるのでしょうか。流れの緩い浅瀬でコサギが魚を狙っています。濁った水の中に首を突っ込むと、嘴の先に魚がいます。どうやって見つけるのだろうと感心しながら眺めていたら、写真を撮るのを忘れました。
 飛び立つところを撮ることにして、チャンスを待ちました。シャッタースピードは125分の1秒。流し撮りをしないとコサギは止まりません。当たるも八卦当たらぬも八卦みたいな気分で撮ったのが、下の写真です。
 台風18号は、日本海に抜けて温帯低気圧になっても関東に猛烈な雨を降らせました。南東側に尻尾のような雲を連れていたからです。アウターバンド。外側降雨帯とも線状降雨帯ともよばれるものだそうです。初めて聞く言葉でした。
 
舞うコサギ

舞うコサギ

舞うコサギ