続・アオサギは夜行性か2016/03/08

 「アオサギは夜行性か」の続きです。
 夜行性という点では疑問のないゴイサギとアオサギとで行動に違いを考えてみました。 ゴイサギの場合は、ある規則性が認められます。枝にとまってうつらうつらしているゴイサギは、日没とともに川に降りてきて魚捕りを始めます。夜が明け、太陽が地平線から顔を出すころ、塒に戻っていきます。このパターンはかなりはっきりしていて、ゴイサギが夜行性といわれる基本的な生活習慣と思われます。もちろん昼間でも魚を捕っていることもありますが、頻繁に見るわけではありません。
 これにたいしてアオサギは、ゴイサギのような規則性がありません。朝でも、昼でも、夜でも、川で魚を捕っている姿を見ます。夜もかなりの確率でアオサギを見るので、夜行性と考えてもとくに困ることはありません。しかし、ゴイサギのような生活習慣を把握できないため、夜行性の鳥だというには無理があるだろうと思います。
 ということで、アオサギは昼行性の鳥だという結論にしておきます。
 写真は、上の3枚がアオサギ、下の3枚がゴイサギです。ゴイサギは早朝、塒に帰る前に撮ったもの。
 
アオサギ

アオサギ

アオサギ

ゴイサギ

ゴイサギ

ゴイサギ